里見カップル . 。

. kaito ページ3

朝 7:00


いつも通りの時間に目がさめ カーテンを開けると晴天


よかった 、雨だと彼奴の機嫌がちょっと悪くなるから
彼奴が言うには ジメジメするし 湿気で髪はまとまらないし 濡れるし 良いことがないらしい

まあ、わかるかも


軽く髪をセットして 制服に着替えたら 時刻は7:22
そろそろ彼奴も起きたかな

寝起き悪いからな 〜 なんて暇さえあれば彼奴の事を考えてしまう


俺が彼奴を迎えに行くのは8時

それまでの時間が長く感じる

時計が7:45 を指すと 、そろそろだなと腰を上げ


『 行ってくるわ 。』


と 親に声をかけ 家を出た


俺の家から彼奴の家までは10分くらい
その道を少し早く歩く

あ 、彼処カフェになんのか
連れてってやろうかな 、と立ち止まった
やべ、早くいかなきゃ 。そう思えば 彼奴の家まであと少し

パッと携帯を開くと7:57 を示す


彼奴の家の前に着き 、押し慣れたインターホンを押せば出てくるのは俺の彼女


『 おはよう A 』


と声をかければ 俺の好きな笑顔を浮かべて


貴 『 おはよ 海斗 』


と応えてくれる
何気ない会話が幸せでしょうがない
またいつも通りAの手を取り学校に向かうと


貴『 今日も完璧ですね 里見くん 。 』


なんてからかってくるから 仕返ししてやりたくて 30センチ弱ある差をぐっと縮めて


『 そりゃ こんな可愛い子の隣歩くんだからそれなりにしないと 、ね？ 』


態とらしく伝えてみれば 頬を赤く染めるA
可愛い 。でも此奴は素直じゃないから


貴『 ちょっとうざいよ 海斗 』


ほらね、俺に真っ赤な顔見せないようにそっぽ向きながらそう応えるんだ


『 はいはい、ごめんね？ 』


少し拗ねた此奴の頭を撫で再度歩き始める


こう言うところがたまらなく可愛くて 抜け出せない




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