なーくんの妹は人気歌い手でした。にっ☆【すとぷり】

ただいま ページ13

『えっと…心配かけて、ごめんなさい』

な「あのなぁ？急に出て行かれたら俺らはさ…ｸﾄﾞｸﾄﾞ」


家に帰ってきて、リビングに入った瞬間…なーにぃから「正座！」とのお達し。

足…痺れる…！


さ「あの、なーくん？Aじゃなくて俺怒りなよ。

　 俺が悪いんだし」

『いや！さとちゃんのせいじゃないでしょ！』

な「そーなの！さとみくんは昨日怒ったからいいの」


パッと私の横に来て座ったさとちゃんだけれども、これはこれで私の問題だし…。

さとちゃんが怒られるのはイヤだなぁ…。


((ｐｒｒｒｒｒ…ｐｒｒｒｒｒｒ…

ジ「ん？誰や？」

る「僕ではないですね」

『あ、私だわ』

な「こら！まだ途中でしょ！」

『もしもし、くろちゃん？』


なーにぃのお言葉なんて無視や！

くろちゃんとのお話のほうが大事なのよ！←


９６「おーもしもし？」

『どったの』

９６「いやあ？帰ってく時なぁんか気づいた顔しとったからどうしたんやろって〜♪」

『え、あ…それは…』


多分、さとちゃんのことが好きだってわかったからだと思う。

思い出してみれば暇なときさとちゃんどこだろ〜って探し回ってたし。

お買い物行ったときも手を引いてくれた時とか、そばに居てくれた時ドキドキした。

声を聴けば胸がきゅうってなったし、笑いかけてくれたらもっともっと見てたいってなった。

触れられたらもっとって思っちゃう。

気づけば…もう、さとちゃんの虜だった。

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