愛に焦がれて憧れて。【赤×黄】 (ページ5)

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桐山さんは２課とは言え同じ営業部だから関わりがあって仕事のできる、ザ・男！って感じの上司。
濵田さんはゆるっとした雰囲気の癒し系の人で入社してすぐの頃、経理部の場所がわからなくて迷子になってたところを案内してもらってからちょくちょく気にかけてくれている優しい人。

ご一緒させてもらったのは近くのカレー屋さんだった。

紫「今日はどうしよっかなー」

橙「俺こないだ食べたんどっちやったっけ？チキン？ポーク？」

紫「ベジタブルカレーちゃう？」

橙「そんなん一回も頼んだことないわ！」

黄「照史はポークカレーやったで」

橙「さっすがじゅんたくん！ほな今日はチキンにしよーっと」

黄「重岡はどうする？ここなんでもおいしいで」

赤「えぇっと…」

黄「俺はチキンにするからおんなじやつにしとく？」

赤「あっはい。それでお願いします」

橙「あ、辛さは控えめにせなあかんで？」

紫「そうやで？淳太とおんなじもんなんか食うたら午後動かれへんわ」

赤「あ、僕辛いのあんまり得意じゃなくて、」

紫「それなら俺と同じに２辛にしとこ。」

橙「ほな注文するわ。すいませーん！」

心地いい会話のテンポに乗せられて注文を決める。

おしぼりで手を拭きつつちらりと先輩を見てみると穏やかな笑顔でお二人と話してて。

仕事中は優しいとは言えきりっとしてはることが多いから、この柔らかい表情を間近で見られただけで幸せや。