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黄「仕事以外で世話になってほんまに悪かったな、ありがとう。これ、昨日いろいろ買ってくれた分」



大阪まで一緒に戻ると、別れる駅で3000円を財布から取り出される。



赤「えっいいっすよそんなん!大した出費じゃないですし」

黄「いや、ホテルも手配してもろたし、昨日はずっと迷惑かけたしさ」

赤「迷惑だなんて…あっ!じゃあ今度またごはん連れてってください!お金はいりませんから」

黄「えっ…」





ほんまにお金はいらかったし先輩が元気になってくれたならそれで十分やったから、冗談っぽく笑ってそう言うと何故だか急に顔を真っ赤にして固まった先輩。



赤「え?あっ冗談ですよ冗談!そんな無理やり連れてけってわけやないですからっ」

黄「あ、いやっうん。またごはん行こか。色々ありがとうな。





  じゃ、じゃあお疲れ様」

赤「お疲れ様でした!」





ぺこりとお辞儀をして見送る。


先輩、朝からやっぱり変やんな。

ごはんに連れてって欲しいって、後輩に言われてそんなにびっくりするもん?

それとももう俺とどっか行くのは嫌やってこと?



明らかにいつもとは違う様子に戸惑いが残る。

ほんまにどうしたんやろ…

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作者名:紗緒 | 作成日時:2021年4月19日 21時

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