愛に焦がれて憧れて。【赤×黄】 (ページ22)

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赤「んん…」

意識がぼうっとする中で呼ばれた気がしてうっすら目を開けると、先輩が心配そうな顔でこちらを見ている。

赤「あ、せんぱい…」

黄「おはよ、昨日ここおってくれたんやな、ごめんな、ありがとう。身体ばきばきやろ？」

昨日あのまま椅子で寝てもうたみたいで、確かに首と腰がめちゃくちゃ痛い。

黄「チェックアウトまでまだ時間あるし、部屋戻って休み？」

赤「すんません… 先輩は調子どうですか…？」

黄「うん、もう大丈夫やで。熱もないしゆっくり休ませてもらったわ」

赤「よかった… 、ほんまに大丈夫ですか？」

安心してほっと一息ついたけど、よぉ見たら顔赤いし視線が合わんし、やっぱり無理しとるんやない？
ぐいっと覗き込むとさらに顔を赤くして、わたわた慌てだした。

黄「だ、大丈夫って言ってるやろ！ほらっはよ部屋戻れ！俺もシャワー浴びるからっ！」

赤「？？？はい…」

よぉわからんけど、昨日よりは元気そうなので自分も戻ってもうひと眠りさせてもらった。

チェックアウトの前に部屋を出ると、いつも通りの綺麗でぴしっとした先輩に戻ってて一安心だった。

やっぱり朝はまだ具合悪かったんかな、なんてのんきに考えとった。