愛に焦がれて憧れて。【赤×黄】 (ページ17)

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黄「重岡は？動物好き？」

赤「先輩ほどではないですけど、、いろんなん見るんは結構好きっすね。詳しい人と見るんは楽しいっすわ」

これは嘘でもなんでもない。
意外と外国の動物ドキュメンタリーとか見てまうし、自分じゃ見過ごしてしまいそうなところも詳しい人がいるだけで楽しめる。

黄「そっか。ほんならよかったわ」

ふわりと笑いかけてくれた先輩が水族館の明かりに照らされて、何だかいつもより綺麗に見えた。

そのあとも先輩の気が済むまで水族館を堪能して、ごはんは近くのお店でお鍋ごちそうしてもろた。

ホテルでそれぞれの部屋に入る前、

赤「お疲れ様でした！」

黄「あ、重岡」

黄「今日はありがとうな？疲れとったところに付き合ってもろて。」

赤「あぁいえ全然、そんな！」

黄「一人やったらあそこまで満喫できひんかったかも。一緒に行ってくれてよかったわ。明日もよろしくな」

赤「っはい！明日もお願いします！」

黄「うん。じゃあお疲れ様」

赤「お疲れ様です！！」

先輩が入るのを見届けて自分もすぐに部屋に入ってスーツも脱がずにベットにダイブする。

なんやさっきのはにかんだ笑顔は！！！！！かわいすぎる！！！！！

じたばたと足をばたつかせて悶えまくる。
ほんまに可愛い。あれで５つも年上とか反則やろぉ。やばいってほんま。

仕事に集中しとったけど昼間やってずっと側におらしてもろて、夜は思わぬ水族館デート。
今回の出張、充実しすぎちゃう？なんて、緩み切った頬もそのままにさっさとシャワーを浴びると、先輩のかわいい笑顔を思い出しつつあっという間に夢の世界に旅立っていた。