愛に焦がれて憧れて。【赤×黄】 (ページ11)

今日:18 hit、昨日:32 hit、合計:32,628 hit

１１ページ11

黄「ごめんな、遅なってもうて。なあ、時間あれば何か食べていかん？お礼に奢るわ」

赤「いいんですか！行きたいです！！」

黄「ふふ笑あ、裏通りにあるお店知っとる？個人経営のラーメン屋さんなんやけど」

赤「いや、行ったことないっす」

黄「ほなそこ行こ！めっちゃ美味しいから！」

桐山さんがいなくてほんっまによかった。
あそこで声かけてなかったら二人でラーメンなんて行けなかったもん！エラーなっといてよかった！１課でよかったー！！！！！

黄「じゃあ、お疲れ」

赤「お疲れ様です！」

１杯目のビールを喉に流す。まだまだサラリーマンの多い時間だからかカウンターしか空きがなく、隣に座る。

もう少しで肩同士が触れそうな距離。

俺、今日めちゃくちゃ近ない？

一人そわそわするのを必死にこらえる。

黄「いやー助かったわ。俺ほんま機械に弱くて」

赤「そうなんですか？先輩苦手なことあんまりなさそうやのに」

黄「いや、めっちゃ苦手やねん。スマホだって機種変するやろ？もう初期設定が難しすぎていつも濵ちゃんにやってもらうもん」

赤「え？そんなにですか？笑」

黄「そう。だから今日は焦ったわー」

先輩は機械音痴。
また心のメモに追加する。ついでに苦笑いする姿もレア映像やから脳内に保存。

お酒はいただいてるけどせっかく二人っきりなんやから、全部全部覚えとかな。