きみは特別！ ページ8
Aside
「友達がそれでねー…………」
kn「はっはっ笑 そりゃ友達が可哀想だわ」
なかむ達の事をまるで人間かのように話し、きんときとこの間約束していたラーメン屋さんで引き続き接触を行う。
何だかんだ言ってちゃんと話聞いてくれるし一緒にいると楽しい……そう思ってしまう。
「そういえばきんときってさ、何でこの大学選んだの？」
kn「んー？俺は………………」
俺ぐらいの学力で行けそうな所を選んだかな。
数秒言葉が詰まった後、絞り出したかのように出て来た言葉だった。
俯かれた
地雷、だったのかな。
「あ、あああ待ってこのトンコツ？ラーメン美味しい！けどきんときの醤油ラーメンちょおおっと頂きたいなー」
kn「……うん。あげる」
「きんとき」
このままじゃ埒が明かない。きんときを悲しませるばかりだ。
珍しく真剣な表情で彼の名前を呼ぶと既に笑顔がこちらに向けられていた。
kn「なぁに」
「私、きんときといるのすごく楽しいよ」
kn「…………告白じゃん」
「いやっ、ちが！そういう意味じゃなくて！！って、こんなに否定するのも違うけど…………」
傷付くな〜、と笑いながら目を細める顔が切なくて。
何を思っているか、どう感じているのか相変わらず全く分からない。
それでも確実に傷付けた。最低だ。
じゃあ、今そんな私が出来る事は1つ。
「こ、この後さ！空いてたりってする……？」
kn「うん。一応空いてるよ」
「じゃあスポーツランド行かない！？えっと、何だっけ…………」
kn「『テントリー』でしょ」
「そうそうそれ！…………駄目かな」
息を飲んで返事を待つ。
やっぱり怒ってるのかな、もういいって言い出すかもしれない。
私にとって、それはきっと＿＿＿＿。
kn「A、気遣ってくれてるでしょ」
「え、？あーいや別に私がたっまたま行きたくなっただけでそんなんじゃ」
kn「いやバレバレだよ笑」
バレたか……とげんなりする私を見て彼はニコニコと笑っている。
それでいい。やっぱりきんときはそれがいい。
例えいじられたっていい。ただ悲しい
それでも彼が楽しければ＿＿＿それでいいのかもしれない、だなんて。
こりゃ悪魔失格かな。いや、案外こういう手も有りなのかもしれない。
けど今はそういう気分じゃない。
ただ彼を愉しませたいんだ。
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うさちゃ(プロフ) - mekanさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて本当に嬉しいしとても光栄です！！これからも応援よろしくお願いします！！！笑 (3月26日 8時) (
レス) id: 1f3f4e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
mekan - コメント失礼します！！めちゃくちゃ面白いです！！一つ一つの言葉がうまく表現されていて続きが気になりまくりました！！Nakamu さんのお話も頑張ってください！！ (3月20日 19時) (レス) @page20 id: facc464c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2023年7月27日 12時
