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＊きみは知らない！の最後に戻ります
Aside
私がニコニコと待っていると、彼は痺れを切らして3つ目の案を口に出し始めた。
sm「これは俺的には1番おすすめしたくない…………が。《
息を飲む。
心臓が五月蝿く鳴いた。
＿＿＿お前が逆に、人間に成ればいい。
目を飛び出そうなほど見開いた。
私が人間に？有り得ない。
有り得はずなのに＿＿＿＿。
こんなにも清々しい気持ちって、ある？
まさかまさか、そんな事って。
私は悪魔として誇りを持っている。だから《
今だって悪魔だから、スマイルや他の幼馴染、友達と仲良くして最高に楽しんでいる。
でも＿＿＿もし《
何も取り柄のない私がチヤホヤされたい。ただその醜い欲から選んだ道だったのだとしたら？
もしも私が人間になって、スマイル達にもう二度と会えなくなったら絶対に嫌だ。
だけど＿＿＿＿《人間堕落》に失敗してきんときに二度と会えなくなる方が、きっともっと嫌だった。
sm「…………3つ目が、1番良さそうだな」
「……でも、人間を悪魔にする方法はあるけど…………悪魔が人間に成る方法なんて、そんなの聞いた事ないよ」
sm「表社会でそんなの公表する訳ねぇだろ。……俺が知ってるのは、あくまで非合法なやり方だ。研究科でちょっと触れた事があって知って。それにAは知らないかもしれないが……ちょっとそこの研究者が知り合いでな」
表社会に出てなくて非合法。
如何にも怪しくて危険な方法に聞こえる。
しかし何だっていい。早く人間に成りたい。
そしたらきんときも喜んで迎え入れてくれるかな。
「あ、でも……なかむとかきりやんにも言った方がいいのかな」
sm「それなんだが……………………」
内緒にしないか。それは彼のにしては珍しい提案だった。今までだって付き合ってた件も含め幼馴染である2人に隠し事はほぼした事がない。
理由は困らせるし2人は絶対に反対するだろうという懸念かららしい。
それこそが最善なのかもしれない。そしてこれはスマイル2人だけの内緒話。
最後になるかもしれない、彼との約束話。
「ありがとうッ。本っ当にありがとうスマイル…………ッ！！」
そのまま首をうずめ泣き喚いた、秋麗。
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うさちゃ(プロフ) - mekanさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて本当に嬉しいしとても光栄です！！これからも応援よろしくお願いします！！！笑 (3月26日 8時) (
レス) id: 1f3f4e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
mekan - コメント失礼します！！めちゃくちゃ面白いです！！一つ一つの言葉がうまく表現されていて続きが気になりまくりました！！Nakamu さんのお話も頑張ってください！！ (3月20日 19時) (レス) @page20 id: facc464c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2023年7月27日 12時
