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Aside
その声を聞いただけで。聞けただけで。
心臓が破裂しそうになる。体が熱くなるの。
どうして？もう解放しようと思ったのに。
私から解放してあげようと思ったのに＿＿＿。
あなたは、
kn「……何処へ連れていく気です？Aは俺の連れです。返せよ」
「き、きんとき違うの。あの、」
br「…………へぇ〜。なんか面白いね。Aのターゲット」
きんときは確実にいつもと声が低い。きっと怒っているんだと思う。
もしかしたらぶるーく達をナンパと勘違いしているのかもしれない。
ぶるーくはぶるーくでボソッと私の耳元で変な事言ってるし。
ややこしい事にならないか心配だなぁ……。
br「あ！僕いい事思いついたかも！きんとき君……だっけ」
kn「………………？」
br「僕と、射的勝負しない？」
は？
・
br「じゃあ、どっちが多く落とせるか勝負ね。多く景品落とした方の勝ち！」
kn「何でいきなり知らない奴と射的しなきゃいけないんだよ！」
br「おっと失礼失礼。紹介が遅れました。僕はAの友達のぶるーく。そっちはシャークん」
sha「ウッス」
え、と助けを求めるように私を見つめるきんときから思わず目を逸らす。
な、なんか騙したみたいですみません。
br「じゃあまずは僕から！」
5発ある弾をぶるーくはどんどんと撃っていく。その様子はまるで手練。
結果、弾は4回当たったが落ちた景品は3つだった。
br「う〜ん。微妙だな〜。まぁ初めてにしては？だし勝てるとは思うけどw」
kn「舐めてるな。コイツ」
お互いに唐突な煽り合いを始め困惑する。
その時、シャークんが私の体を突っつき耳に顔を近付けた。
sha「A、今なら堕とせるんじゃない？きんとき」
耳元で囁かれたそれはまさに悪魔の囁き。
確かに、きんときは今ゲームに夢中になりぶるーくに対し中々な罵声を浴びせている。
今ならきんときは堕ちるかもしれない。けど＿＿＿。
kn「おりゃっ」
一生懸命頑張ってるきんときを、優しい彼を。
私は彼の人生を崩す事が出来るか不安になってきた。
だって、きんときに対して最近変なんだもん。
私、本当に《
きんとき相手に、私は騙すなんて。出来るのかな。
kn「む、難しい…………な………………」
あぁ、なんかきんときが銃持ってるの様になるな。凄く。
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うさちゃ(プロフ) - mekanさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて本当に嬉しいしとても光栄です！！これからも応援よろしくお願いします！！！笑 (3月26日 8時) (
レス) id: 1f3f4e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
mekan - コメント失礼します！！めちゃくちゃ面白いです！！一つ一つの言葉がうまく表現されていて続きが気になりまくりました！！Nakamu さんのお話も頑張ってください！！ (3月20日 19時) (レス) @page20 id: facc464c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2023年7月27日 12時
