43、お出かけだよ ページ44
Aside
ある日の日曜日
￣￣￣￣￣￣￣
今日はとても珍しくきんとき君とお出かけする事になった
きんとき君とはあまり話さなくてたまに話すぶるーく君の友達程度にしか思ってなかった
だからきんとき君に出かけようと誘われた時はビックリした
一体何を聞かれるのか、何を話されるのか
少し緊張しながらも楽しみにしていた
「時間…か…」
スマホでセットしていたアラームが鳴りそう呟いた
そして少し冷たくなっているドアノブに手をつけた
ドアを開けると見事に空は澄み渡っている
そして夏はもう終わったと言わんばかりに冷たい風が襲ってきた
夏が終わったらもう冬か
長いような短いような、でも色々あった1年だった
私の何か変わる大切な1年
私も変わったんだなと思いながら足を踏み出した
・
「お、お待たせ」
kn「大丈夫だよ、そんな待ってないから。行こっか」
「あ…うん」
そう言いきんとき君は歩き出した
急に歩き出すきんとき君に慌てて私もついて行く
「今日は…何をするの？」
ずっと気になっていた事を頑張って口に出した
本当に何をするのか分からない
誘われた日から気が気じゃなかった
もしかしてもう関わるなとかだったら…
kn「ん？普通にお出かけだよ。買い物とか」
「え？それだけ？」
kn「うん、それだけ。ちょっとAの事色々知りたいから。あんま2人きりで話した事無いし」
「そうだけど…」
それにしても呼び出してお出かけするか…？
しかも買い物って…私に合わせてくれてるのかな
男性はそういうもの興味無いと思ってたし
kn「嫌だった？」
そう言って私の顔を覗き笑う
彼はしっかりしていると思っていたが案外小悪魔的な感じだったのかもしれない
別に、と返せばそっかとまた笑う
この人はとても爽やかな笑顔で笑うのだな
今日、また新しい発見をしたな
・
それから2人で色々な場所に回った
服屋さんや雑貨屋さん、パン屋さんとか
そして疲れた私達はオシャレなカフェで休憩する事にした
kn「…んで、本題なんだけど」
「やっぱりじゃん」
kn「あはは。バレてたか」
やっぱり狙い通りだったみたい
きんとき君の本来の目的はお出かけではないようだ
きんとき君は取り調べの人みたいに両手の甲を顎につけてニコニコしている
kn「ぶるーくとどう？」
「どう…って？」
kn「色々。どう思うかとか、どう思ってもらいたいとか。Aが今ぶるーくとどんな感じなのか知りたいだけ」
「ん…」
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うさちゃ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！終わり方はこだわったのでそう言って頂けてとても嬉しいです！！！ぜひぜひいつでもまたこの作品を読み返しに来てくださいね！( ‘-^ )b (7月1日 16時) (
レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃめちゃ感動しました、8話のあなたの声がでどこかで見たことあるようなで関わりあったんだと確信しました勿論キュンとする所もありますし感動も超大きかったです！終わり方も綺麗でとても面白かったです！また読みにきたいと思います！! (6月12日 16時) (レス) @page50 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
うさちゃ(プロフ) - マリスさん» コメントありがとうございます！すみません多分間違いです……笑 ご指摘ありがとうございました！訂正しておきますね (2022年2月28日 16時) (レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
マリス - 1ページのやつ、2位の人2人いるのは正常ですか？ (2022年2月27日 2時) (レス) @page1 id: 5a5e58fa7b (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ、ライム、推し悪。 - うさちゃさん» 全然構わないです！(こちらこそ遅くなってしまいすみません！) いえいえ。好きでやってるだけですし〜支えられてるのなら良かったです！ 気長に待ってます！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2021年5月1日 13時
