31、お泊まり会 ページ32
Aside
しばらく風に当たっていると
なかむ君が「そろそろ行こうか」と声をかけてくれた
そうだね、と静かに返すとなかむ君が私の前に立って振り向いた
na「ぶるーくをよろしくな！」
そう言ってニコッとした
やっぱりぶるーく君の友達だなぁ
笑顔が素敵で、私と一緒にいる存在じゃない
でも私は居たいから、皆と居たいから
小さく頷いた
･
しばらく勉強して気づけば日が暮れていた
皆も疲れた様子でダラッとしている
「さて、そろそろ帰ろうかな」
kr「あれ、もう帰っちゃうの？」
na「ホントだよ！まだ居てもいいんだけど」
「暗くなってきたしそろそろ迷惑かと」
sm「俺は別にいい」
sha「俺も何でもいいよ」
「え、いや…」
kn「まぁじゃあA次第だね」
皆引き止めて(？)くれるけど本当に悩む
私も別にどっちでもいいし
ぶるーく君は黙ったままだった
ねぇ何か言ってよ、気まずいままじゃ嫌だよ
お願い、今日ぐらいは＿＿＿＿＿＿＿
「じゃあ居ても…いい…？」
そう言った瞬間ぶるーく君は顔を上げた
どんな顔をしているのか、見たいのに、見たくなくて
結局良く見えなかった
kr「よし、じゃあ今日はお泊まりだな」
「え！？お泊まり…？」
sm「勝手すぎるだろ」
kn「人の都合考えろ」
kr「え、そんな言う？」
na「俺は賛成！！！」
sha「俺どっちでもいい」
「……ぶるーく君…」
気になっちゃって、どうしても話したくて
つい口にしてしまうんだ
彼の名前を
br「…僕もお泊まり、いいな」
いつもよりどこか低い声を出して彼はそう言った
その声に何故かドキドキしてしまう自分がいた
怖いからか、それとも
na「じゃあお泊まり決定！」
kr「よっ」
kn「Aの意見聞いた？」
na、kr「あ、」
「…ぶるーく君が言うなら」
sm「決まったな」
皆パーティ気分で話し出した
やっぱり陽キャだよ…この人達
でもお泊まり会的なのは初めてだからちょっと楽しみ
「あ、でも夕食とか着替えとか持ってこないと」
一応家目の前だし最悪取ってこれるんだけど
夕食も食べてからもう1回来ようかな
kr「夕食は俺作ってるし食べていきなよ。着替えも…」
na「着替えはぶるーくの彼シャツしたら？」
「か、かれしゃ…？」
kn「ぶるーくのちょっとでかそうだね」
彼…シャツ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワイテルズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさちゃ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！終わり方はこだわったのでそう言って頂けてとても嬉しいです！！！ぜひぜひいつでもまたこの作品を読み返しに来てくださいね！( ‘-^ )b (7月1日 16時) (
レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃめちゃ感動しました、8話のあなたの声がでどこかで見たことあるようなで関わりあったんだと確信しました勿論キュンとする所もありますし感動も超大きかったです！終わり方も綺麗でとても面白かったです！また読みにきたいと思います！! (6月12日 16時) (レス) @page50 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
うさちゃ(プロフ) - マリスさん» コメントありがとうございます！すみません多分間違いです……笑 ご指摘ありがとうございました！訂正しておきますね (2022年2月28日 16時) (レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
マリス - 1ページのやつ、2位の人2人いるのは正常ですか？ (2022年2月27日 2時) (レス) @page1 id: 5a5e58fa7b (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ、ライム、推し悪。 - うさちゃさん» 全然構わないです！(こちらこそ遅くなってしまいすみません！) いえいえ。好きでやってるだけですし〜支えられてるのなら良かったです！ 気長に待ってます！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさちゃ | 作成日時：2021年5月1日 13時
