29、知りたい ページ30
Aside
夏祭りが終わってしばらくした頃
あともう少しで夏休みが終わると言ったところだ
私は基本宿題は早めに終わらせる派なので困らないのだが…
na「宿題終わらなァァァい！」
br「ねむーい無理〜！」
「…早くやりなさいよ」
どうしても宿題が終わらないからと誘われた勉強会
誘った側がやる気なかったらそれは勉強会として成り立っているのか分からない
難しいのは分かる、この人達まだ転校してきたばっかだから
しかも地頭がいいからそんなに困らないはずだけど
sm「早くやれよ…」
ため息も混ぜてスマイル君がそう言った
全くその通りでしかない
スマイル君と意外と気が合うのかもしれない
きりやん君ときんとき君、シャークんは真面目に勉強しているようだった
さすが真面目っぽい人達だ
br「ねぇA、ここ教えてほしいな」
「…っと、ここは…」
教えようとぶるーく君に近づく
最初は気にならなかったが段々顔が近い事が気になってくる
近くから見るぶるーく君はやはり顔が整っていてモテていてもおかしくはない
さらにこの性格、本当に私なんかと一緒にいるような存在ではきっと無かっただろう
ぶるーく君が話しかけてくれたおかげで
今の私がいる
改めて理解した上でぶるーく君との接し方に不安を持つのだった
br「あーっ！ナルホド！これをそこに使えばいいの？」
「そうそう。正解」
br「やったー！ありがとうA先生」
「別に、それほどでも」
そういえば夏祭りの時にきりやん君が
ぶるーく君昔人と関わるのが苦手だったって…
やっぱり私ぶるーく君の事全然知らないんだな
もっと知りたい、教えて欲しい
「ぶるーく君、私も教えて欲しい事があるんだけど」
え、なになに！、と目を輝かせるように私に近づくぶるーく君
耳貸して、と周りに聞こえないように小さく呟いた
「ぶるーく君の事、教えて欲し、い」
途中から恥ずかしくなり途切れ途切れで伝えた言葉
ちゃんと伝わっているかは分からないがきっと耳が赤くなっているのは伝わっている証拠だろう
「そ、そのか、過去とか…」
誤魔化すように言った言葉だったが
ぶるーく君からの反応がない
最初は恥ずかしいからかと思ったがどうやら違うみたいだ
ヤバい、地雷踏んだかもしれない
慌てて取り消そうとしても声が出ない
口をパクパクしているのがバレたのか
br「…僕の気持ちの整理が出来たら教えるね」
と優しく言うのだった
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うさちゃ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！終わり方はこだわったのでそう言って頂けてとても嬉しいです！！！ぜひぜひいつでもまたこの作品を読み返しに来てくださいね！( ‘-^ )b (7月1日 16時) (
レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃめちゃ感動しました、8話のあなたの声がでどこかで見たことあるようなで関わりあったんだと確信しました勿論キュンとする所もありますし感動も超大きかったです！終わり方も綺麗でとても面白かったです！また読みにきたいと思います！! (6月12日 16時) (レス) @page50 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
うさちゃ(プロフ) - マリスさん» コメントありがとうございます！すみません多分間違いです……笑 ご指摘ありがとうございました！訂正しておきますね (2022年2月28日 16時) (レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
マリス - 1ページのやつ、2位の人2人いるのは正常ですか？ (2022年2月27日 2時) (レス) @page1 id: 5a5e58fa7b (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ、ライム、推し悪。 - うさちゃさん» 全然構わないです！(こちらこそ遅くなってしまいすみません！) いえいえ。好きでやってるだけですし〜支えられてるのなら良かったです！ 気長に待ってます！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2021年5月1日 13時
