26、こちらこそ ページ27
Aside
「どうしてここにいるのが分かったの？」
kr「たまたまだよ。ぶるーくからAがいなくなったって聞いたから。皆で探してた」
やっぱり迷惑をかけていたんだ
皆に合わせる顔がない
「ぶるーく君が…皆がせっかく誘ってくれていたのに…」
ごめんなさい、と言うときりやん君は笑った
それは私を嘲笑うためでもなく、馬鹿にしている訳でもない
優しい目で
kr「別に、謝らなくたっていいんだよ。何か理由があったんでしょ？」
きりやん君には全てお見通しなようだ
kr「あー…別に無理に言わなくてもいいよ。そろそろ花火始まりそうだし行こう」
話をわざと逸らすようにきりやん君は歩き出した
私もそれについて行こうと歩こうとしたが
「痛ッ…」
痛んだ足が邪魔をする
そのまま崩れるように屈む
困ったきりやん君は「あそこに座ろう」と近くの木の下のベンチに指を指した
kr「…あー見えて実はさ、ぶるーく昔人と関わるの苦手だったんだよね」
沈黙を破り隣の彼が口を開いて話した
その話の内容はぶるーく君の事
最初はボーッとしていた私も思わず耳を傾けた
「そうは見えないね」
kr「やっぱそう思う？」
「ぶるーく君優しいし私に初めて声かけてくれたから慣れてるのかと」
きりやん君はあー…、と苦笑いした
ザワザワとしていた公園内も今ではセミの鳴く声と2人の声だけが夜空に響いた
「私最初は凄い嫌だったけど、今はこうやってきりやん君や他のみんなと仲良くなって良かったと思う。ぶるーく君に凄く感謝してるんだよね」
恥ずかしいが結構な本音
これを言えるのはきっときりやん君だけ
ぶるーく君直接にはさすがに言える訳が無い
もし言ったら彼はどんな反応をするか、なんて
kr「…そっか、それなら良かった」
「うん。きりやん君も、私と仲良くしてくれてありがとう」
そう言って思わず頬を緩ませる
きりやん君は照れ臭いのか、頬をかいた
kr「こちらこそ」
そう言ってそっぽ向いた彼の耳は赤くなっていた
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更新本当に遅くなってすみません！
またスマホがバグりまくりまして…
これからは少しずつですかなるべく投稿出来るよう頑張りたいと思います！
最後に宣伝ッス！
きりやんさん落ち長編小説
【WT】黄色の恋に気づくまで【kr】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/satomi21022/
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うさちゃ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！終わり方はこだわったのでそう言って頂けてとても嬉しいです！！！ぜひぜひいつでもまたこの作品を読み返しに来てくださいね！( ‘-^ )b (7月1日 16時) (
レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃめちゃ感動しました、8話のあなたの声がでどこかで見たことあるようなで関わりあったんだと確信しました勿論キュンとする所もありますし感動も超大きかったです！終わり方も綺麗でとても面白かったです！また読みにきたいと思います！! (6月12日 16時) (レス) @page50 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
うさちゃ(プロフ) - マリスさん» コメントありがとうございます！すみません多分間違いです……笑 ご指摘ありがとうございました！訂正しておきますね (2022年2月28日 16時) (レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
マリス - 1ページのやつ、2位の人2人いるのは正常ですか？ (2022年2月27日 2時) (レス) @page1 id: 5a5e58fa7b (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ、ライム、推し悪。 - うさちゃさん» 全然構わないです！(こちらこそ遅くなってしまいすみません！) いえいえ。好きでやってるだけですし〜支えられてるのなら良かったです！ 気長に待ってます！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2021年5月1日 13時
