17、 “ 何か ” ページ18
きりやんside
？「きりやん君」
誰かに名前を呼ばれた気がした
聞いた事のある…どこかクールな声色
「Aちゃん…何で…それにシャークんも…」
珍しいコンビ…ぶるーくじゃないんだな
A「…とりあえず話は後。…さっきは…その…ごめんなさい！」
彼女がそう叫ぶと他の人の視線が一気にこっちへ向く
「あ…えっと…とりあえず他の場所で話そ！ね？」
そう言って半ば強引にAちゃんの手を引っ張る
それに黙ってシャークんも後ろをついてきた
･
空き教室に入ってAちゃんの手を離す
A…ちゃん…
嫌そうな顔してる事ぐらい
俺だって分かるよ
A「えっと…改めて、ごめんなさい！…きりやん君を傷つけたかった訳じゃ…ないの…」
「…そんな事ぐらい、分かってるよ。Aちゃん悪い人じゃないもん。それに、Aちゃんは何も言ってないでしょ？全部言ったのはぶるーくだよ」
A「ぶるーく君は…」
「大丈夫！Aちゃんを思って言ったんでしょ？あいつもやるなぁ」
A「わ、分かって…たの…？」
「ただの予想だったよ。あぁ見えてぶるーく…1人1人に…優しいからさ…」
A「ありがとう…物分りが良くて助かる」
sha「俺空気かな」
「空気は黙っとけ」
sha「辛辣だな…話は終わったか？俺もきりやんに話したい事があったんだけど」
「了解。じゃあAちゃんはぶるーくのとこ行っといで！あいつ今…」
今は言わない方がいいか
「寂しがってると思うよ。Aちゃんがいなくて」
A「…うん。ありがとう、きりやん君」
そうやって微笑んだ彼女は
いつものクールさとは真逆の “ 何か ” を見せた
その姿に、
俺は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
･
昇降口に出て靴を履いたとき
見覚えのある姿を見る
「ぶるーく…何でここにいんだよ…」
br「……きりやん…」
そう呟くように、消えていくように声を放ったぶるーくはいつもと違うように見えた
まるで目が死んでいる
「何かあったのか」
ぶっきらぼうに声をかける
絶対様子がおかしい…
br「あはは…何言ってんのきりやん。何にもないよ」
「相談だったら乗る。聞くから、話してくれ」
br「…やっぱきりやんには敵わないや。さすがだね」
そうやって話す彼はやっぱりどこか覇気がない
いつもの眠たそうな声とは違う
br「きりやん、僕さ、」
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うさちゃ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！終わり方はこだわったのでそう言って頂けてとても嬉しいです！！！ぜひぜひいつでもまたこの作品を読み返しに来てくださいね！( ‘-^ )b (7月1日 16時) (
レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃめちゃ感動しました、8話のあなたの声がでどこかで見たことあるようなで関わりあったんだと確信しました勿論キュンとする所もありますし感動も超大きかったです！終わり方も綺麗でとても面白かったです！また読みにきたいと思います！! (6月12日 16時) (レス) @page50 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
うさちゃ(プロフ) - マリスさん» コメントありがとうございます！すみません多分間違いです……笑 ご指摘ありがとうございました！訂正しておきますね (2022年2月28日 16時) (レス) id: 18a8eef428 (このIDを非表示/違反報告)
マリス - 1ページのやつ、2位の人2人いるのは正常ですか？ (2022年2月27日 2時) (レス) @page1 id: 5a5e58fa7b (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ、ライム、推し悪。 - うさちゃさん» 全然構わないです！(こちらこそ遅くなってしまいすみません！) いえいえ。好きでやってるだけですし〜支えられてるのなら良かったです！ 気長に待ってます！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2021年5月1日 13時
