マフィアな私は……………… (ページ41)

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事件の真相を聞きたいと二人が言うので話しているとHRが始まってしまい、続きはお昼のときに話した。

そして流れるように放課後。

蘭と園子に手を振り、急いでポアロに走っていく。

梓さんが私のことをマスターに話してくれたっぽく、即最良を貰えたらしい。

嬉しい。嬉しいけれど、心配だ。
私にできるだろうか。

私の心は理科の実験に使うプレパラートの上に被せるカバーガラスぐらい割れるのが早い。

だからメンタルがやられる接客業を希望しなかった。

なのでやってけるか心配です。

って、だめだめ！そういうこと考えてるから失敗が怖くなるんだ！

ノーネガティブ！カモン勇気！(作者は英語ができません)

私は勢いよくポアロのドアを開けた。
といっても裏口なので、変な風には見られない。はず。

ガチャ

梓「あれっ、Aちゃん！？予定より早くない！？」

『初日から遅刻したくなかったので。履歴書持ってきました』

鞄を漁り、履歴書を驚いている梓さんに渡した。

梓「ありがとう！Aちゃんはしっかりやさんだね～」

安「僕もしっかりしてる方だと思いますけど？」

笑って話す梓さんの後ろから安室さんが顔を出す。
扉からこっそり出てきたみたい。

梓「安室さん！？(あちゃー聞かれちゃってた。安室さんって時々いなくなっちゃうから何ともいえないのよねー；)

じゃ、じゃあAちゃん、頼んでおいたように私服を着て、エプロンお願いできるかな？」

『はい！』

梓「じゃあ、安室さんは出てってくださーい」

安「え、あ、はい」

バタン

一瞬で出てきた安室さんは、梓さんに押されて一瞬でこの場から追い出されてしまった。

梓「ふぅー。さてと。Aちゃんに聞いてほしいことがあります！ポアロの事情です」

『はい』

梓「安室さんが来てからポアロの売上はぐーんと伸びてるんだけど、その分損失するものがあってね。……これ、見てください」

梓さんが出したスマホの画面を見ると、そこにはJkの小話とポアロのことが。

『うっわ。酷いですね』

これが梓さんの言っていた炎上ですか。嫉妬の悪口が載ってました。

梓さん大変だったんだな……

梓「ほんと女の子って怖いわ。こうなる前に優世ちゃんには変装が必要なの！」