マフィアな私は……………… (ページ33)

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Aside

刑事さんたちは一旦帰り、この場に平和が戻ってきた。

私は安心してソファーに腰を掛ける。
すると、梓さんがお冷を持ってきてくれた。

梓「お疲れ様、Aちゃん」

『ありがとうございます』

私はありがたくそれを受け取り、乾いていた喉を潤す。

梓さんも同じ席でのんびり。

梓「はあ……またポアロで事件かぁ。もうやめてほしいです()」

『ポアロはちょうど個室が一個しかありませんでしたし、線香花火を仕掛けられる電気も真上にあり、そのため窓もあることから選ばれたんだと思いますよ』

梓「そんなぁ～」

梓さんは眉をさげて、机によりかかる。

梓「でも解決して良かったぁ！Aちゃんのお陰だよっ！ありがとう！」

『いえいえ』

梓「って、Aちゃん何か習ってたの？あの背負い投げとか。あんな状況でも思わず見とれちゃったぐらい綺麗に決まってたけど」

『護身術を習ってました』

梓「護身術！私も少しだけ習ってるけどあそこまでは習ってないよー

はあ～あの時のAちゃんにはもうびっくりしちゃった」

梓「一瞬名探偵さんに見えたからそれぐらいスイッチ入ってたんだよね。

あれ？もしかしてAちゃんって探偵なの？」

『え、違いますよ』

梓「そうなの？すごいスムーズに推理してたからそうなのかと」

『ははっ、推理小説をよく読むからかなですかね。

頭が鍛えられてたみたいです』

コ「え。推理小説読むの！？」

『はい』

コ「僕もだよ！推理小説大好きなんだ！！！」

『ふふっ。コナン君は名前からしてそうですよね。名前はコナン・ドイルさんからいただいたんですか？』

コ「そうだよ！僕のお父さんが推理小説好きだからなんだ！僕もこの名前気に入ってるの！」

『そっかぁ～いい名前だね』

コ「エヘヘ、ありがとう」