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Aside
第二の乾杯をし、何もなかった机にまた料理が広がった。
園子も蘭もここで夕飯を食べてしまうそうだ。
私はあと少ししかお腹に入らないので、ケーキを頬張るのだった。
『ん〜美味しい!』
ポアロの料理はどれも格別だ。
私にこんな美味しいものが作れるのか心配になってくる。
コナン「Aお姉さんまたクリーム付いてるよ」
『うそ………』
私ってそんなに食べ方下手くそなのかな。
コナン君にまたおしぼりを貰い、頬についたクリームを落とす。
そ「Aって見た目大人っぽいのに、しゃべると子供みたいにはしゃぐよね」
ら「そうだね。でもその方がありがたいな。気を抜けて話せるから」
そ「それな!」
慌ててクリームを拭いていたので、二人の会話は耳に入っていなかった。
『あ、コナン君。Aお姉さんなんて長いでしょ?
普通にAでいいよ。気軽にそう呼んでください』
コ「分かった!Aさんだね!」
「うん!」
コナン君にAお姉さんって呼ばれるの嬉しかったけど、なんか慣れてなさそうだったから、これで少しは呼びやすくなったのかな。
それにお姉さんで5文字もしゃべるなんて、緊急事態のとき大変じゃん。
○£&◎★▼▲*こんな感じで聞こえると思う。聞き取れないわ←
万事解決〜♪
またケーキを口に入れようと口を開いたとき、
「キャアアァァァァァァァアアア!!!!!」
耳元がつぐむぐらいの女の人の叫び声が上がった。
その声はポアロのトイレか聞こえた。
お客さんの楽しそうな会話は途切れ、店員の安室がすぐに駆けつけた。
あれ、コナン君がいない。
隣にいたコナン君もそのトイレに駆け付けていたのだ。
コ「安室さんすぐに警察呼んで、そしてお客さんは店から絶対出しちゃ駄目。
この中にこの女性を殺した犯人がいるから」
そうトイレの方から聞こえたから分かったから。
安「全員店から出ないでください!」
そ「え、嘘……蘭!」
ら「大丈夫だよ、園子」
向かいに座る二人から不安の声が聞こえる。
事件か……
ざわざわと不安の声が上がる中、私は普通にコーヒーをすすった。
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きゃーぽん(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年9月29日 18時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年8月30日 9時