2話〈幼馴染みとの日常〉 ページ3
話によると、るぅとくんとさとみ先輩は小学生の頃からの仲なんだそうだ。人の繋がりって凄いなぁと改めて感心する。
っと、今はそんな事考えている暇はないのだ。今朝は中庭に少し長居しすぎた。だから、ホームルームの時間ギリギリなのだ。全速力で教室まで行き、ガラッとドアを開ける。時計を見ると、ホームルーム開始時刻の1分前だった。
『良かった…』
安心して席に着くと、
ガラガラッ
こ「……はぁっ、はぁっ、ギリギリセーフッ…」
「ころん、また遅刻ギリギリだな!」
「ころんくんおはよー」
「今日も安定なギリギリだねー」
こ「間に合えばいいんだよ、間に合えばw」
「「「「wwwwwwwww」」」」
朝から騒がしく入ってきたのは、幼馴染みの青坂ころんだ。小さい頃から人気者の彼は、いつも面白い事を言ってみんなを笑わせている。私も、ころんくんには散々笑わせられてきた。
こ「Aおはよー、」
『今日もギリギリだねww』
こ「は!?Aまでいうのかよ…だるっw」
そこで先生が入ってきて、いつも通りのホームルームが始まった。
ーキーンコーンカーンコーンー
休み時間になると、珍しくころんくんが私の元にやってきた。
『どうしたの?珍しいじゃん。』
こ「いやさぁ、ちょっとAに聞きたいことがあって…」
『なんだね?言ってみたまえ。』
こ「wwそれじゃあ、言わせていただこう!ww
あのさ、、Aってるぅとくんと仲良いらしいね。付き合ってたりするの?」
『はぇ!?』
ころんくんの聞きたいことだなんて、なんだろうと思いきや、いきなり何を言ってくるんだ。というか、るぅとくんの事を知っているのか?しかも、何故付き合っているとかそういう話になるのだ?私の脳内が半ばパニック状態に陥っていると
こ「やっぱ、、付き合ってるの!?」
『そ、そ、そんな訳ないじゃん!バ、バカじゃないの!?』
こ「えぇ?二人がいつも中庭でイチャイチャしてるって友達が言ってたんだけどなぁ…」
ころんくんは何やらいろいろと誤解をしていたようだ。私は少し冷静になって、疑問に思っていた事を聞いた。
『というか、ころんくん、るぅとくんの事知ってるの?』
こ「…?知ってるも何も小学生の頃からの仲良しだよ。」
またまた驚きだ。人というものはどこまでも繋がっているのか!?私が一人で悶々と考えていると
こ「じゃあ、ほんとに付き合ってないんだね?」
こ「でも、気をつけてね、るぅとくん、裏ではヤンキーだからw」
…!?
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作者名:ゆーら | 作成日時:2020年1月4日 10時