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第三話 ページ3






 あれから強引にドンとコニーを連れ出し、今は食堂へ向かって歩いている。
結構時間が経ってしまったなと、早足で歩く。
 朝っぱらから酷い醜態を見せてしまったのと、現在進行形で笑われているのとで
少しだけぶすっとしたまま扉を開ける。
 それを見てさらに笑うドン。


「__たなぁ、でもあの衝撃で目が覚めてよかったじゃん。」

「...そういう問題じゃないのよ。あぁ私の味方は貴方だけよ、コニー。」


 食堂の入口らへんでそういいながらコニーの頭を撫でる。
照れたようにえへへと笑いリトルバーニーをギュッと抱きしめる姿が何とも愛らしい。
すると、もうすでに食堂にいた子供たちが一斉に押し寄せてくる。


「私もAの味方だよ!」

「僕も僕も!」

「俺も〜。」

「貴方は敵よ、ドン。」


 子供たちを抱きしめ頭を撫で、さりげなく混ざってきたドンのおでこをぺしっと叩く。
すると、後ろから一際大きな足音と呆れたように笑う声が一つ。
何か危険を察知しその場を離れようとするが時すでに遅し、背中に大きな衝撃が掛かる。


「私もAの味方だよ!」

「あら、おはようエマ。...ふふ、ありがとう。私も貴方の味方よ。」


 後ろに振り向き、エマの両手をとって「ねー。」と言いながら笑いあう。
それから思い出したかのように後ろを振り向くと、笑ってるママとノーマンに
少しだけ口角が上がってるレイがいた。





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作者名:にゃんこ | 作成日時:2018年1月4日 2時

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