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46/他愛もない会話の中に ページ47





「そっかぁ。ウサギちゃんって、私のコト『吸血鬼』だと思ってたんだねー」
「えっと、……違うんですか?」
「……どう思う?」


 意味ありげに微笑んで、こっちに視線を流す彼女。その何気ない仕草に同じ女だと分かっていながらもドキッとしてしまう。月の光が窓から降り注いで、まるで彼女を照らし出すためにあるみたいだ、なんて思ってしまう辺り、私はもうこの目の前の少女の持つ独特の雰囲気に侵されているのかもしれない。


「この家の人は全員『吸血鬼』らしいから……、レイさんもそうなんじゃないかなって……」


 しどろもどろになりながらも自分の考えを告げる。頭の中で言葉を並べ、それを並べ替える。そして口に出す。彼女の目線だけで緊張してしまう。なんでだろう。他のこの家の人よりは全然フレンドリーなのに。……むしろその”フレンドリーさ”が怖い、とでもいうのか。たまに見せる真剣な表所に圧倒されるのだ。


 沈黙の中で答えを待つ。違うのか、あっているのか。
 でも帰ってきたのは関係のない事だった。


「あー、そうだそうだっ。そのレイさんって言うの止めてね? さん付けされたくないんだよー。レイちゃんとかにしといて欲しいなー?」


 今さっきまでの妖艶な雰囲気とは打って変わった明るい雰囲気になる。切り替えが早くてついていけない。まるで別人みたいににっこりと笑う。楽しそうに。明るい雰囲気で誤魔化されたような気もするけれど、今の私にそこまで考える余裕なんて無かった。




「じゃ、じゃあレイちゃん、とか?」
「うんっ、それがいいなー! 【約束】だよ?」


 そう言って私の指と指を絡ませる。細くて白い指が絡まる。綺麗だな、と見蕩れていると花が咲いたみたいにぱぁあっと笑って「”ユビキリ”だからね!」と彼女は言った。笑顔で言っているけれど、アヤト君やライト君、カナト君などのこの家の人と兄弟で血が繋がっているから、破ったら本当に指を切られそうだな、とかを心の奥底で考えてしまう私はきっとどうかしてしまっている。





______

もうすぐ期末テストです。
それまでコツコツ勉強を始めねばなりませぬヾ('ω'⊂ )))≡
ちまちまと頑張ります。コメントください。
多分もうすぐ続編行きます〜。
いつになったら無神家出せるんだろ(((多分もうちょっと先

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角砂糖(プロフ) - 恵香さん» 本当ですかーっ!?ありがとうございますーっ!!更新頑張りますううううっ!!!コメントありがとうございますーっ!!!何よりの励みになります!!! (2016年5月29日 18時) (レス) id: 1a5848f332 (このIDを非表示/違反報告)
恵香(プロフ) - この作品とっても好きなので応援しています!!頑張ってください!!!ヾ(゚▽゚*)>フレー!!フレー!!<(*゚▽゚)ツ (2016年5月29日 18時) (レス) id: 885314e838 (このIDを非表示/違反報告)
恵香(プロフ) - 1がいいです! (2016年5月29日 18時) (レス) id: 885314e838 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大好き(プロフ) - さとぅさん» これからも応援してます! (2016年5月28日 7時) (レス) id: d1b3892697 (このIDを非表示/違反報告)
さとぅ(プロフ) - みかん大好きさん» コメントありがとうございます! (2016年5月27日 22時) (レス) id: 1a5848f332 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さとぅ | 作者ホームページ:.。o○  
作成日時:2016年3月20日 18時

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