20/売られた喧嘩は買って ページ23
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「な、何するんですか……っ！」
少しの抵抗を示すユイ。瞳には恐怖と怯えの色。
そんな抵抗に屈せず、むしろ頬を紅潮させて男は言った。
「んー…で、この子がどうしたって？」
「次の生贄じゃないんですか？」
すかさず紫の男が質問に疑問で返す。
生贄、ユイの事をそう思って居る様だ。
「二人とも、初対面の女性に対して少し不躾ではないのですか」
レイジは二人をちらりと見ながら、そう言い放つ。
頬を舐めたことを”少しの不躾”で済ませれるこの家を――”異常”とユイが判断するのは。
今から、もう少し後のこと。
「えぇぇ〜。美味しそうなものを見たらすぐに試さないと〜。ねぇ？ カナト君」
そう言いながら茶髪の男は気付けば近くの椅子に座って居た。
「はい」
「―――お前らいい加減にしろよ。コイツは俺様が最初に見つけたんだ。コイツのハジメテは全部俺様が頂く」
静かになっていると思っていたアヤトがいきなり口をはさんだ。
ハジメテ――その言葉が。何を示して。何を意味するのか。
少女はまだ何にも知らない。
「ﾊｯ、だっせ。俺様俺様って聞き飽きたんだよ」
またどこからか声が聞こえた。
上か、下か。
「ｯざけんな！ その声はスバルだな？ 出てきやがれ！」
アヤトが椅子から立ちあげって叫ぶ。
スバルと呼ばれた男がいつのまにか部屋の隅に居た。
「……ここだ。やけに人間くせぇと思ったらオマエか。貴重な睡眠時間をどうしてくれるんだ？」
(また――新しい人。誰――…。やっぱり、怖い)
「ど、どこから入って来たんですか？」
「俺が先に聞いてんだ！！」
その男は、腕を壁に叩きつけた。
怒りを全て力に変えて、その力を発散させただけの行動。
壁が音を立てて、崩れ去っていった。
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角砂糖(プロフ) - 恵香さん» 本当ですかーっ！？ありがとうございますーっ！！更新頑張りますううううっ！！！コメントありがとうございますーっ！！！何よりの励みになります！！！ (2016年5月29日 18時) (
レス) id: 1a5848f332 (このIDを非表示/違反報告)
恵香(プロフ) - この作品とっても好きなので応援しています！！頑張ってください！！！ヾ(ﾟ▽ﾟ*)>ﾌﾚｰ!!ﾌﾚｰ!!<(*ﾟ▽ﾟ)ﾂ (2016年5月29日 18時) (レス) id: 885314e838 (このIDを非表示/違反報告)
恵香(プロフ) - 1がいいです！ (2016年5月29日 18時) (レス) id: 885314e838 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大好き(プロフ) - さとぅさん» これからも応援してます！ (2016年5月28日 7時) (レス) id: d1b3892697 (このIDを非表示/違反報告)
さとぅ(プロフ) - みかん大好きさん» コメントありがとうございます！ (2016年5月27日 22時) (レス) id: 1a5848f332 (このIDを非表示/違反報告)
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