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12/見知らぬ気配の来訪者 ページ13



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次の日。


いつも通り、レイが自分の部屋でまったりのんびりしていると、下からいつもと違う気配がした。皆でもない、使い魔でも無い、人間。それも少女の。
≪ギィイイー≫とドアが閉まる音が、下のフロアから聞こえてくる。


(きっと―――新しい《生贄》なんだろうなぁ、この前の子いなくなっちゃたし。あぁあ、嫌だなぁ。皆が血を吸う所なんて見たくないのに。私だって吸いたくないし、それでも回避は不可能ってことなのかな? というか女の子しか来ないよね。男の子も来ないかなぁって思う事はあるけれど、女の子の方が甘いんだよなぁ……)


「あの人も嫌なこと考えてくるよね……。寄りにも、この時期に生贄とか……ありえないです。もう悪意しか感じ取れないよ……。まぁお世話になってる身だし、文句は言えないんだけどねー…」


《生贄》とさらっと言ってのける少女、彼女にとっては何でもない普通の言葉らしい。
見知らぬ気配の来訪は【あの人】と呼ばれる人物の差し金なのか、果たして。


(取りあえず、様子を見ますか――、皆の動きを見ましょっと)


「あぁ、最初に誰に出会うのかなぁ。……三つ子じゃないことを祈るけれど。初対面であいつらに出会ったら皆逃げ帰っちゃうコトがほとんどだもんねぇ……。私まで変人だと思われちゃうかも。……私も変人か。ふふ」



**



時を同じくして。






【逆巻家玄関前】


「えっと、此処でいいのかな……? 地図で確認しないと――」


少女は自分の鞄から地図と思われるものをごそごそと出す。
じぃーっと見つめて自分がいる場所と地図を照らし合わせる。


「うん、多分……此処であってるはず。でも――こんな豪邸なんて聞いてないよ……。こんなお金持ちの親戚、私にいたかなぁ?」


まぁいいや、と言いながらキョロキョロ辺りを見回す少女。
どうやら人を探しているらしい。が、外には誰もいなかった。
親戚というワードが出てきた辺り、少女は親戚の家を訪ねてきたのかもしれない。


(ぅ、うぅ。やっぱり開けるしかないのかな――)


少女は目を逸らしていた方向に、そーっと目線を合わせる。
そこにはいかにも豪邸ですと言った扉がドシーンと構えていた。





**

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角砂糖(プロフ) - 恵香さん» 本当ですかーっ!?ありがとうございますーっ!!更新頑張りますううううっ!!!コメントありがとうございますーっ!!!何よりの励みになります!!! (2016年5月29日 18時) (レス) id: 1a5848f332 (このIDを非表示/違反報告)
恵香(プロフ) - この作品とっても好きなので応援しています!!頑張ってください!!!ヾ(゚▽゚*)>フレー!!フレー!!<(*゚▽゚)ツ (2016年5月29日 18時) (レス) id: 885314e838 (このIDを非表示/違反報告)
恵香(プロフ) - 1がいいです! (2016年5月29日 18時) (レス) id: 885314e838 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大好き(プロフ) - さとぅさん» これからも応援してます! (2016年5月28日 7時) (レス) id: d1b3892697 (このIDを非表示/違反報告)
さとぅ(プロフ) - みかん大好きさん» コメントありがとうございます! (2016年5月27日 22時) (レス) id: 1a5848f332 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さとぅ | 作者ホームページ:.。o○  
作成日時:2016年3月20日 18時

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