17.普通 ページ18
俺はお館様に呼ばれてた。
お館様「Aに甲になって欲しい。そして柱候補に入って欲しいんだけどいいかい？」
A『俺にはその資格はありません。』
柱候補だろ。柱の誰かが死んだら俺が柱になるんだろ？ただでさえ約立たずなのに...
お館様「カナエの事かい？」
A『そうです。』
俺が弱かったからカナエさんは死んだ。
お館様「そんな事はないよ。」
A『え？』
お館様「Aにはカナエの跡を継いで柱になってほしかったんだよ。勿論しのぶも継いで貰おうと思ってる。」
A『俺は柱にはなりません。』
お館様「そうかい。でも柱合会議には出て欲しいんだ。」
A『俺は柱にならねければ大丈夫です。柱合会議には出ます。』
お館様「ありがとう。しのぶが柱になるから手伝って欲しい。しのぶをよろしくね。」
A『はい。しのぶさんの様子ですが、しのぶさんは以前の様な表情をする事は無くなりました。多分。カナエさんがしのぶさんの笑った顔が好きだと言っていたからだと思います。』
お館様「ありがとう。A。」
俺がしのぶさんの様子を報告しているのは、お館様に頼まれたからだ。初めは驚いた。でも引き受けた。
A『ただいまです。』
しのぶ「おかえりなさい。」
A『しのぶさん。無理しないでくださいね。俺にはもうしのぶさんしか居ないので。』
しのぶ「大丈夫です。」
A『嘘の匂い...(ボソッ』
A『しのぶさん。俺､お館様から柱の候補になってほしいって頼まれました。』
しのぶ「え？そうですか。」
A『勿論断りましたが、柱合会議には出て欲しいと頼まれたので柱合会議には出ます』
しのぶ「分かったわ。」
A『では鍛錬してきます。』
この頃は山を走ったり打ち込みをしたり瓢箪を割ったりした。
A『ふぅ。眠いな。』
お館様が気を使ってか1週間は任務がなかった。
寝れなくて、鍛錬をひたすらやってた
A『そいえばしのぶさんに呼ばれてたな。』
ということでしのぶさんの部屋
しのぶ「最近寝てないでしょ？」
A『大丈夫です。』
大丈夫だ。寝てる暇があったら鍛錬をしときたい。それに前の家では寝ないのが普通だったから、大丈夫なはず
しのぶ「寝なさい。」
A『しのぶさんも寝てないですよね。』
しのぶ「私はいいんです。」
A『そいえば、カナエさんが俺の過去を教えて欲しいって言ってましたけど丁度いいんで聞きます？』
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作者名：影月（さと） | 作成日時：2021年5月13日 11時
