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会場には満員の観客が詰め掛けていた
ザワつく会場の真ん中でダンブルドア先生が挨拶を始める
「静粛に！待ちに待った日じゃ
トーナメントの三つの課題はいずれもかなり危険なことじゃ、決して立ち上がったりしないよう、安全のため……」
先生の声を聴きながら、僕は選手控え室のテントへと向かう
試合前にどうしても……ハリーの顔が見たくなったのだ
『……』
中を覗くと選手の四人が控え室に集まって緊張している姿が見えた
そんな中、テントの外でハリーに話しかけていたらしいMsグレンジャーが突然勢いよくハリーに抱きついた
そこを日刊予言新聞社のカメラマンがすかさずフラッシュを焚き、女性記者が姿を現す
確か彼女は……リータ・スキータとか言ったな
「若き恋人達ね……なんと感動的！
もしも今日が不幸な結果に終わったら一面はあなた達ざんすね」
Msスキータの失礼な発言に眉を顰めつつ、事の成り行きを見守る
「ここに用は無いはずだ、ここは代表と友人の
テントだぞ」と、すかさずクラム君が口を出す
Msリータはその言葉に眉ひとつ動かさず、生徒達へ失礼な取材を続けた
やれ誰が誰を好きかとか
誰と誰の関係に注目か等
命懸けの試合の前と言うのに、彼女の取材は止まらない
僕は1つ息を吐いてテントをくぐった
『失礼、ちょっとお邪魔しますね』
突然現れた僕にその場にいた全員の視線が集まる
選手でも何でも無いと言うのに、なぜかカメラのフラッシュが止まらない
その光が眩しくて、思わず顔を顰めてしまった
「まぁ！まぁまぁまぁ！！！
あなたはかの有名なMｒ.ポップルウェル！？
お会いできて光栄ですわ、わたくし……」
『存じております、Msスキータ
ところで……』
「わたくし、貴方の恋愛事情にもとっても興味がありますの
いいえ、わたくしだけではありませんわ
この魔法界における乙女全員が、ね？
……どうです？この後ゆっくり」
『あー……そうですね
とても素敵なお誘いですが、遠慮しておきます』
テキトーに笑顔を作ってそう答えるが、Msスキータからの熱烈な質問は止まることが無かった
「つまり今は恋人はいらっしゃらない？
では好みの女性のタイプは？年上？年下？
あ、もしや女性ではなく男性が？」
『あ！そうだそれよりも
選手諸君に渡したい物があったんです』
Msスキータに捕まった僕を哀れんだ目で見ていた生徒達が僕の言葉に頭に？を浮かべていた
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わさび(プロフ) - やよいさん» コメントありがとうございます！体調の心配も……なんてお優しい！！！更新遅れてすみません！もう少ししたら再開致しますのでお待ち頂けると幸いです！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 初コメ失礼します！お話とてもおもしろかったです！お体に気をつけながら更新がんばって下さい！応援しています！ (5月20日 19時) (レス) @page38 id: fcb1a6dad0 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 真昼さん» 返信が遅くなり申し訳ありません！！！！待っていてくださる方がいてとても嬉しいです！！！！暖かいコメント、本当にありがとうございます！！！！！ (5月9日 0時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - ヴォルデモートが登場するのが、待ち遠しいです！！ 続きも頑張ってください！ ずっと応援しています！ (5月6日 21時) (レス) @page36 id: 4aa49d82fe (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 散歩するトマトさん» こんな時間に……っこんな時間に読んで頂きありがとうございます！！！！お優しいコメント痛み入ります……、寝て……寝てください……() (2023年3月27日 1時) (レス) @page31 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年10月29日 22時
