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Remus side
騒ぎ立てるシリウスをAが魔法で追い出し、鍵を厳重に閉めたことで部屋は静まり返った
「あー、その……A？」
『……ん〜？』
シリウスを荒々しく締め出した時の様子とは正反対の穏やかな声に肩の力が抜けて息を吐く
彼は眠たそうにベッドに横になって横目でこちらを見た
「……シリウスがすまなかったね
止めたんだけど……」
『シリウスはデリカシーってものを知らないんだよ
リーマスは悪くない』
枕に顔を埋め、ふわっと笑うAに思わず顔が熱くなる
呼吸を整えてAのベッドに座り、彼の髪を撫でた
「寒いのが嫌だって言ったね……？
あれは本心？」
『本心』
「閉心術が機能してないよ…………嘘は良くないな？」
『お得意の開心術でとっくに分かってるのにわざわざ僕に聞くなんて………君も良い性格をしてるね』
ジロリとした目を向けられて肩をすくめる
実はシリウスが先程Aに質問した時に彼の頭の中が見えていたのだ
どうやら眠いと彼の閉心術は機能しなくなるらしい
いや、それほど私達に心を開いてくれていると言うべきか……
私は未だに答えてくれないAに顔を寄せ、耳元で囁く
「で、本当の理由は？」
彼は目を見開いてこちらを振り返ったが、少しして諦めたように溜息を吐いた
『恥ずかしいんだよ……色々と』
「色々って？」
『………色々は、色々だよ』
「ほぉ………つまり私にその美しい体を見られる事や、意識しなくても高くなる声………それから？……あぁ、意識が飛ぶほど気持ち良くなって制御出来なくなる自分自身が怖いのか
全く……君は本当に可愛いね」
『っリーマスの意地悪！！！』
Aは思わず起き上がり、真っ赤な顔で私に抗議する
私はAがそういう事に積極的では無い理由が、自分が下手なせいでは無かったと分かって有頂天になっていた
が、それが良くなかった
「すまない、好きな子には意地悪したくなるタチなんだ」
『もう口聞いてやんない、せいぜい僕の頭の中とお喋りする事だね』
「え！？Aごめんよ！謝るからそれだけは……っ」
『………』
しまった………とうとう彼は本気でへそを曲げてしまったらしい
やりすぎたと心の中で焦っているとAは無言で横になり、毛布を頭まで被ってしまった
私は絶えず謝罪をしたが、とうとうAが返事をしてくれることはなかった
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わさび(プロフ) - mikittyさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます🥰いつもコメントくださるおかげで凄く元気になれます！！！ (2022年12月10日 23時) (
レス) @page50 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2022年12月10日 23時) (レス) @page50 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 8940さん» なんて嬉しいご感想……！！！！ありがとうございます、もう皆さんからのコメントを読んで常にニヤニヤしております、亀更新ですが最後までよろしくお願いいたします！！！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page48 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
8940(プロフ) - なんだかんだ言って付き合ってくれるスネイプ先生かわよ。いつも楽しく読んでます！本編もそうですが番外編もクスクス笑ったりジーンときたり感情が忙しいです笑無理しない程度に投稿頑張ってください！m(_ _)m応援してます！ (2022年12月6日 22時) (レス) id: ad77761afd (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - mikittyさん» すみません爆笑しました……笑 これをきっかけにだいぶ積極的になったみたいですよ😂 あ、ちなみにシリウスはリーマスから怒られながらも感謝されました笑 (2022年12月5日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年10月24日 21時
