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そして学期末
大広間で生徒達に休暇中での注意事項を告げ、それぞれホグワーツ特急に乗り込んだ
僕ら教師陣も数日遅れで休暇に入ることになる
僕はリーマスに休暇中彼の家に行く旨を書いた手紙を送ったが返事がなく、少しモヤモヤした気持ちでこの日を迎えていた
………何かあったんだろうか
本日何度目かになるため息を吐きながら列車に乗り込んでいる生徒達を見守る
生徒達は親元へ帰れるのがよほど嬉しいのか、皆がわいわいと笑顔を浮かべているのを見て僕も自然と頬が緩んだ
ごった返す生徒達の中でこちらに控えめに会釈してくるドラコ君の姿があり、僕も控えめに手を上げる
ドラコ君は嬉しそうに微笑んで、仲の良い友達と共に汽車へ乗り込んで行った
「お前さんマルフォイと仲が良いのか？」
一緒に見送りに来ていたハグリッドにそう聞かれ、頷きながら彼は良い子だと答えると信じられないような顔をされた
だんだん生徒達がそれぞれのコンパートメントに落ち着き始め、中からこちらに向かって皆が手を振ってくれていた
『おや、ハリーが……』
その中に嬉しそうな顔をしたハリーを見つけ、彼が休暇前にあんな顔を見せるのは珍しいなと目を瞬かせた
「……！」
すると、そんな僕に気づいたのか先程よりも一層嬉しそうに笑ったハリーが窓から身を乗り出して手を振ってきた
ちょうどその時列車が動き出す
僕は危ないよ、とジェスチャーをしながら手を振り返した
それでもハリーはMsグレンジャーに窘められながらも大きく手を振ってくる
そんなハリーを真似してか、ウィーズリー君の双子の兄であるフレッドとジョージも愉快な動きをしながらこちらに身を乗り出し始める
さすがにあの長身2人が身を乗り出すと、汽車の揺れで外に投げ出されかねない
僕はハリーに手を振りつつ、杖を使って彼らを強制的に列車の中へ仕舞い込んだ
だんだん見えなくなる列車を見送りながらハグリッドと微笑み合う
「行っちまったなぁ」
『えぇ、また寂しくなりますね』
「そうだな………ま、休暇が終わればまた会えるさ！」
『………そうですね』
遠くから汽車の汽笛が聞こえてくる
『楽しい休暇になると良いですね』
優しくそよぐ風に靡く髪を抑えながらハグリッドと共に校舎へと足を進め出した
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わさび(プロフ) - mikittyさん» そう言って頂けて嬉しいです！！！私も皆さんからのコメントで元気をもらってます！！！ (2022年10月25日 16時) (
レス) @page47 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新多めで嬉しいです、ありがとうございます！！ (2022年10月25日 16時) (レス) @page46 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - mikittyさん» リクエストありがとうございます！ひゃぁぁぁ！それはキュンキュンしそうですね！！承知致しました！作成まで少々お待ちくださいませ！！！ (2022年10月19日 0時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
見知らぬ子猫(プロフ) - わさびさん» ありがとうございます！楽しみにして待ってます！ (2022年10月19日 0時) (レス) id: 1647542551 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 見知らぬ子猫さん» リクエストありがとうございます！承知致しました！めっちゃくちゃにあんまあまに甘やかさせて頂きます！！笑 作成まで少々お待ちくださいませ！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page33 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年9月30日 22時
