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ジェームズとリリーが亡くなったあの日、僕はハリーをホグワーツに連れ帰った
彼の身元引受け人を探す為だ
候補に上がったのはダドリーー家のみ
もちろん僕も候補に名乗りを上げたが
あの頃はまだヴォルデモートが失脚する前だった為、戦場に飛ばされてばかりいる僕が赤子の面倒を見ることは出来ないだろうと判断されて候補から外されたのだ
リーマスも体質の事があってハリーを引き取ることが出来ず、苦渋の決断でダドリーー家にハリーを託すことになった
が、今となっては何としてでも僕が引き取るべきだったと後悔している
報告によると、ハリーは階段下の物置に住まわされ
服はいつも薄いボロボロの布
家の中では常に裸足でダドリーー家にこき使われていたそうだ
食事もまともに与えられず、厳しい環境の中で必死に生きてきた彼を思うと
何とも言えない申し訳なさが僕を蝕んだ
僕が………僕がハリーを引き取っていれば
あったかい寝床も、美味しいご飯も、楽しい時間だって一緒に作ってあげられたのに……
もっともっと、幸せな思い出を与えてやれたのにっ
『僕のせいだ………僕のせいで
ハリーはあんなトラウマレベルの幼少期を強制されたっ』
「………っ
A、それは違うよ」
『………っ』
「良いかいA、よく聞くんだ
ハリーが守護霊の呪文を成功できたのはどうしてだい？
君との思い出があったからだ」
『………、』
「確かにハリーは酷い幼少期を過ごした
それはハリーにとって暗く、辛い思い出になるだろう
でも今、ハリーには友達がいる
多くを学べるホグワーツがある
そして何より……君や私がいるじゃないか」
ギリッと握っていた手のひらがゆるく開かれる
「ハリーに辛い思いをさせてしまったのは何も君だけの責任じゃない
私にだってその責任はある
だからねA」
『……』
「これからは二人でハリーを見守ってやろう
いや、私達だけじゃない
ダンブルドアやマクゴナガル先生……セブルスだっている！
このホグワーツにいる限り、ハリーは独りじゃないんだよ」
だから大丈夫、ハリーはもう……大丈夫なんだ
と優しく抱きしめてくれるリーマス
僕は震える手で彼を抱き締め返した
『………良いのかな、それで』
「良いんだよ、過去はどう頑張っても変えられない
今、何を選択するかが大切なんだ」
その言葉に僕は頷いて一層強く彼を抱きしめた
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わさび(プロフ) - さやかさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！私もアズカバンの囚人が1番好きなので、ついつい長々と書いてしまいました！笑 最後までよろしくお願いします！！！ (2022年9月29日 21時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - はじめまして、更新お疲れ様です！個人的にハリポタの中でアズカバンの囚人が1番好きなのでほんとうに楽しませてもらっています！これからもよろしくお願いします！(^^) (2022年9月29日 20時) (レス) @page50 id: dad1d07543 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 見知らぬ子猫さん» わわ！一気に！？それはお疲れ様でした……！とっても嬉しいコメントありがとうございます！！亀更新ですが最後まで頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年9月26日 7時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
見知らぬ子猫(プロフ) - ここまで一気に見させてもらったんですけど面白すぎます！！これからの展開がすごく楽しみです！頑張ってください！ (2022年9月26日 4時) (レス) @page37 id: 1647542551 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - りおさん» ありがとうございます！！！頑張ります！！！！ (2022年9月8日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年9月8日 14時
