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翌朝から、僕はハリーの傍を離れなかった。
怪物の正体が判明して、すぐにダンブルドアに進言したが
その真実をハリー達に教えてはいけないと止められた。
もちろん何故だと言い寄ったが、彼特有の飄々とした言葉でやんわりと避けられてしまい、不完全燃焼で今に至る。
ハリーの傍を離れないとはいっても、四六時中ずっとそばに居るのはさすがに不審がられるだろうと
廊下の柱や壁の窪みに隠れながらひっそりと見守っていた。
『…………マグルで言うところのストーカーってやつじゃないか？これ……』
いやいや、これは任務……これは任務、と自分に言い聞かせて護衛を続ける。
『………？』
夕方近く、大広間に座っていたハリーとウィーズリー君の元へMsグレンジャーがやって来た。
そして………あれは多分マフィンだろうか
マフィンを2つ机の上に置いて何やら真剣に話し合っている。
2つしかないから揉めているのか……？
…………マフィンくらいなら僕が魔法でいくらでも出してあげるのに。
わざわざあんな真剣に話し合うなんて……
なんて愛おしい光景なんだ！と感動していると、急に投げられた冷たい視線に背筋が凍った。
『……！なんだ、セブルスか』
後ろにはセブルスが立っていて、なぜか絶対零度の視線を向けられている。
なんなんだその瞳は。
「………同僚が未成年……それも生徒に付き纏ってコソコソしている姿を見せつけられた吾輩の気持ちがお前にわかるか」
『…………』
暫しの沈黙。
ボッと顔が赤くなるのを感じた。
『ちがっ………！？！？！？！？
誤解です！これは……！！！！！』
はぁ……と絶望感を漂わせながら去っていく同僚にあわてて弁解するも目すら合わせて貰えない。
『セブルスッ！！！！
違う！！！違うんだぁぁぁ………！！！！』
ホグワーツ城の中いっぱいに響き渡る僕の叫び声は、何とも虚しく空気に溶けて行った。
なんとかセブルスを捕まえて弁解を図る。
『本当に誤解なんですよ！これは校長からの頼まれ事で！』
「………お前がそこまでポッターに対する想いを拗らせていたとはな、ルーピンが知ったら涙を流すだろう」
『いやだから誤解………ハッ！ハリー達がいない！？』
少し目を離した隙に移動してしまったらしい。
彼らは一体どこへ………
「………」
『……………ハッ！
だから違うんですってば！！！！』
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わさび(プロフ) - 海月湊さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！これからもよろしくお願い致します。 (2022年9月2日 21時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
海月湊(プロフ) - とても面白かったです。私好みの、作品でした。続きを楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2022年9月2日 18時) (レス) @page20 id: 5a465236d8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - ぶどうさん» 応援のコメントとご指摘ありがとうございます！編集いたしました！これからもよろしくお願いします´`* (2022年8月27日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - コメント失礼します。凄いスラスラ読めて、とても面白かったです。これからも応援してます！(細かい事ですが、マルフォイのファーストネームはドラコだと思います) (2022年8月27日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月23日 15時
