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「少なくとも……7人のマグルに見られてしまったのだぞ！！」
セブルスの怒号が魔法薬学室に響く。
目の前のハリーとウィーズリー君はビクッと肩を揺らし、困った顔をして僕を見た。
何か声をかけてやりたかったが、セブルスが彼らを叱るのも無理はない為微笑むだけに留める……。
一歩間違えたらマグルの世界に魔法界の存在がさらけ出されるところだったのだから。
「お前たちが産まれる前から植えてある貴重な暴れ柳も甚大な被害を受けた！」
『………』
リーマスが狼に変身している間、叫びの屋敷に人が近づかないように植えられた暴れ柳の木。
今回、その木もかなりのダメージを受けたそうだ。
ウィーズリー君が反論するがセブルスの一括で黙ってしまう。
「もしお前らが私の監督するスリザリンの生徒であったなら２人とも汽車で送り返してやる！
今夜だ！！！
しかるに……」
だんだんヒートアップしていくセブルスの説教にそろそろストップをかけようかと思ったその時
「君の寮ではない」
穏やかな声が部屋の空気を一気に変えた。
入り口に目をやると、ダンブルドア校長とマクゴナガル先生が立っていて
その姿に生徒二人はホッと息を吐いた。
「校長……彼らは未成年魔法使いの制限事項令を愚弄したのですぞ！」
「規則なら承知しとるよセブルス。
しかし処罰を決めるのはグリフィンドールの寮監であるマクゴナガル先生ではないかのう？」
「………荷物をまとめます」
悲しそうにウィーズリー君が呟く。
「何を言っているのです？ウィーズリー」
「僕ら退学処分でしょう？」
「…………今日というわけではありません」
マクゴナガル先生は2人に罰則を与えることにして、なんとかハリー達は退学を免れた。
部屋から皆が出ていき、セブルスと2人きりになる。
『…………。
納得いかないって顔をしていますね？』
「当たり前だ。
…………それより、お前はあそこでロックハートと何をしていた？」
『…………黙秘します』
「ほう？かの有名な"伝説の闇祓い"は恋人がいるにも関わらず他に男を作るつもりなのですかな？」
『そんなわけないでしょう？
まったく、イライラするのは勝手ですけど人にそれをぶつけないでください』
もう、と言いながらお茶を淹れてやる。
きっと疲れているのだ。
今はゆっくりお茶でも飲んでゆっくり休んでもらおう。
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わさび(プロフ) - 海月湊さん» 嬉しいコメントありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！これからもよろしくお願い致します。 (2022年9月2日 21時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
海月湊(プロフ) - とても面白かったです。私好みの、作品でした。続きを楽しみにしています。更新頑張って下さい。 (2022年9月2日 18時) (レス) @page20 id: 5a465236d8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - ぶどうさん» 応援のコメントとご指摘ありがとうございます！編集いたしました！これからもよろしくお願いします´`* (2022年8月27日 21時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - コメント失礼します。凄いスラスラ読めて、とても面白かったです。これからも応援してます！(細かい事ですが、マルフォイのファーストネームはドラコだと思います) (2022年8月27日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月23日 15時
