虹色家族 (ページ12)

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照史side

ともがおつかいに行くなんてあのチビ助たちが聞き逃すわけが無い。

さっきまでリビングで遊んどったのに、びっくりする速さでキッチンに飛んできたチビ助たち。

流星「あっくん、俺も行く」

望「のんちゃんもー！」

照史「んー…仕方ない、じゃあ、ちょっとおいで」

ともとチビ助たちを連れてダイニングテーブルへ。

おかんの可愛いメモを1枚貰って、そこに買うものリストを書いた。

照史「よし、まずここに書いとる野菜をいつもの八百屋さんで買ってな。

次におかんにゼリーと冷えピタを薬局で買うこと。

先に薬局に行く方がええからちゃんと薬局から行くねんで？」

真剣な顔でコクコクと頷くともと楽勝やとか言ってる流星、元気いっぱいにはーい！と言ってるのんちゃんはきっとほんまにわかってへん。

喧嘩にならんように、ともにはライオンの顔の首からぶら下げるお財布。

流星にはもしもなんかあった時のために崇裕の携帯。

のんちゃんにはぞうさんの買い物バック。

照史「流星とのんちゃんはとものこと困らせたらあかんで？

ともが困ってたらどうするんやった？」

流星「俺が助ける」

望「のんちゃんもたしゅける！」

照史「よし、じゃあ、行ってらっしゃい」

智洋「…あっくんぎゅー、」

照史「はいはい(笑)」

ともに行ってらっしゃいのぎゅーをして元気に3人は出発した。