忍術学園の六年生には、女子がいる ８

貴方が居ないと、の段6 ページ9

生物委員会から、Aが目覚めたと聞いた者達は大急ぎで医務室へ飛び込んで居た




全学年、全教員が医務室で目が覚めて、話すAを見て胸を撫で下ろした




Aは、申し訳なさそうな顔をして周囲に目を向け、頭を下げた



『この度は、御心配をおかけしました。本当にごめんなさい…』



土井先生「A…無事で良かった！」


木下先生「謝るな！無事でいてくれて何よりだ！」


竹谷「ひぐっ、愛里せんぱいっ、戻って来てくれた…」



善法寺「体は大丈夫⁈変な感じは無い⁈」



一斉にAが目覚めたのを喜ぶ仲間達にAは、笑みを浮かべた



ここ数日、全く見れなかったAの笑顔に周囲も嬉しそうに笑う




新野先生「これは凄い。毒が全て抜けている！」



乱太郎「なら、もう大丈夫ですね！」



『実は、さっき…私は何処かへ向かおうとしてたんだ。でも、皆んなが私を引き止めてくれた。…本当にありがとう！』



戻って来たAに喜び合う忍術学園




六年生は、持っていたAの装束を本人へ渡した


中在家「また…いつも通りに過ごせるな…」



立花「おかえり。」



『ただいま！』




〜



次の日から、元気に走り回るAの姿が見られる様になった



数日分の授業などを取り戻す為に、あちこち廻っている様だ



潮江「A！一休みしないか？」



『する！』



嬉しそうに仲間の元へ向かうAを医務室から、新野先生と学園長が見ていた



学園長先生「まさか、あの強い毒を飲まされて生き延びるのは…凄い力じゃの。」



新野先生「本当に危ない状況でしたが、Aちゃんに戻って来て欲しいという皆さんの気持ちが勝ったのでしょう。」




七松「裏裏山まで競争だ！」



竹谷「A先輩！毒虫が逃げ出しましたー！」



中在家「…小平太。また今度だな。」



『小平太、ごめん！今すぐ探すぞ！』



「「「「「A/先輩！」」」」」


『なんだ⁈』



今日もまた、楽しい1日を過ごしていますとさ



〜


猫さん、ありがとうございました！

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