貴方が居ないと、の段4 ページ7
授業が終わり、放課後となった
今日は、委員会がある日でぞろぞろと各委員会の場所へと忍たま達が向かっている
Aが委員長を務める生物委員会は、医務室に居た
竹谷「A先輩、今日は何をしましょうか?」
呼び掛けには、当たり前の様に何も応えない
悲しそうに笑った八左衛門は、「そうだよな。」と呟いた
竹谷「眠ってるA先輩に聞いても、何も帰ってこない。んなもん、当たり前なのに…」
孫兵「竹谷先輩。そこまでにして、行きましょう。」
普段とは違い、寂しそうにして裏裏山へと向かった
いつも通りに並んで、歩いているが誰も一言も喋らない
(『はー、楽しみ過ぎてよく眠れなかったよ!』)
此方に嬉しそうな笑顔を向けるAの姿は無く、先頭は空間の様になっていた
前を歩く、自分達の委員長の姿が無い事は今までに何回かあった筈なのに、今日は悲しい気持ちが体を包み込んでいる
(『三治郎!これで、取れるか?』)
(『虎若、服の中に虫を入れ過ぎない!』)
(『一平の周りには、沢山の生き物が集まるな。』)
(『孫次郎、その虫よく見つけたね!』)
(『孫兵、ジュンコは必ず見つかるからな。』)
(『八左衛門、何時も支えてくれてありがとう』)
(『大好きだよ。皆んな。』)
頭の中に響くAの笑顔と優しい言葉
今は、委員会に集中しようと頭から消そうとしたが、それは無理な事だった
一年生は、次々と泣き出し始めた
虎若「A先輩が…居なきゃやだ…」
三治郎「こんな気持ちで委員会活動しても、楽しめない…!」
一平「無理して笑顔で居ようと思っても、ただ悲しい気持ちになるだけ…」
孫次郎「僕達は、A先輩の所に居たい!」
悲しい願いを言う一年生
八左衛門が落ち着かせようとしたら、孫兵も涙を流していることに気づいた
涙を拭い、八左衛門の袖口を孫兵が引っ張ると忍術学園へ戻ろうと言い出した
孫兵「今は、A先輩の側に居たいんです。…お願いします!」
「「「「お願いします!」」」」
竹谷「お前ら…」
(『私が居ない時は、大事な事をどうするか八左衛門が決めてね。あと、出来るだけ後輩達を不安な思いにさせないように。』)
竹谷「…わかった。忍術学園へ戻ろう。」
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時