憧れだからの段3 ページ47
一歩を踏み出した二人は、互いにぶつかりあっていく
与四郎は、力いっぱいAに技を掛けようとするが、恐ろしいぐらいの力で押さえ込まれてしまう
力が緩まった瞬間をAは見逃さず、素早く与四郎を投げ飛ばした
与四郎「いってぇ!」
『わたしの勝ちだな!しかし、先程とは比べ物にならないくらいに、上手になってるから大丈夫だ!』
与四郎「敵と戦う時に使えるか?」
『ああ。きっと、大丈夫だろう。』
喜ぶ与四郎を見て微笑むAだったが、先程の与四郎の言葉を思い出した
体術などを教えて欲しい、と言っていたのだ
つまり、他にも教えて貰いたい事があるのかと思ったAは喜ぶ与四郎に声を掛ける
『与四郎!他にも教える事あるか?』
与四郎「あっ、忘れてたぁ!おら、Aみたいに自然を操りってみてぇんだ!」
『つまり、自然を操る力を取得したいと?』
与四郎「その通り!」
うきうきしている与四郎にAは、申し訳なさそうな顔をする
自然を操る力自体は、A達の家系しか持つことが出来ないため、他の者に取得させる事は出来ないのだ
『あー…この力は私の家系しか持てないんだ。だから、こればかりはどうしようも出来ない。』
与四郎「そ、そうなのか⁈おらも、あんなかっこいい力を使ってみてえのに…」
『怖くないの?この力。』
少し寂しそうな声を出したAに与四郎が、くるりと顔を向ける
Aの表情は、少し悲しそうな顔をしていた
与四郎「怖いって、何が怖いんだ?全然怖くねぇだろ?」
『偶に、この力を見た人は恐ろしい者を見る目で見てくる時があるんだ。小さい頃は本当にそれが嫌だった。』
与四郎「そんなことねぇよ!誰かを守る為に使ってるんだから、そんな人の目なんて気にすんな!」
Aの頭を撫でながら、宣言する与四郎
暖かい手と素直な発言にAは、笑みをこぼした
『与四郎には、色んな事を正直に話しちゃうな。でも、本当に優しい言葉を返してくれるから、心が落ち着く。』
薄く微笑むAに与四郎は、頰が熱くなるのを感じた
何となく照れくさくなり、Aの頭から手を離すと心を落ち着かせるのだった
与四郎(顔が熱い…)
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時