絶対に取り戻すの段7 ページ22
自分の部屋に入ったAは、明日の準備を始めた
短刀と打刀、そしてバズーカーの手入れをする
しかし、手の動きを止めたAは俯く様に自分の武器を見つめる
『もしかしたら…この武器で彼奴らを…』
頭によぎる五、六年生が血を流す姿
我に帰り、急いで頭から消すと手入れを続ける事にした
手入れを終えたAは、すっかり暗くなった夜空を眺めていた
握っていた短刀の刃を出すと、月に重ねた
『絶対に取り戻す。例え、自分が大怪我をしたとしても、大事な仲間を取り戻す為なら私は…何だってなれる。』
光る月に向かって、一人呟いたAの瞳は強い力がこもっていた
翌日の早朝
早く集まった全学年は各自稽古をしていた
異様な緊張感が漂う中、Aは汗を拭きながら声をかける
『稽古はここまでにしよう！食堂でおにぎりを食べに行くぞ！』
しんべえ「おにぎり⁈」
三郎次「食べに行こうー！」
数馬「お腹空いた！」
タカ丸「…Aちゃん。無理に元気に笑わなくてもいいんだよ？」
四年生は、Aが一番無理しているとわかっていた
笑顔で悲しい雰囲気を無くそうとしているが、悲しみが抑えきれてない様に見える
『こんな時は、先輩が無理してでも笑ってないと後輩が不安になるだろ？少しでも緊張を解いて欲しいんだ。』
喜八郎「やっぱり、A先輩は優しいお方だ。」
『そうか？ほら、早くおにぎりを食べに行こう。すぐ出発だからな。』
Aは少し笑いながら、食堂へと向かった
四年生もそれに続いて食堂へと歩き出したのだった
その後、おにぎりを食べ終わった一同は荷物をまとめて森へと歩き出している
五、六年生が待つ森は夜となると視界が悪くなってしまう
その為、朝から戦った方が効率が良いのだ
作兵衛「心臓が…破れそう…」
守一郎「作兵衛、落ち着いて。深呼吸するんだ。」
『あ、森へ潜入する先生方。作戦の変更の事ですが…』
木下先生「ああ。ちゃんと聞いたぞ。五、六年生を見つけたら御前達の所に鈴を投げれば良いのだろ？」
Aは、前日に作戦を急遽変更した
前は先生方が五、六年生を見つけたら合図を出すという事だった
しかし、Aは音を全面的に使って五、六年生を此方へ呼び寄せるために合図では無く、投げてもらう事にしたのだ
その事によって、此方に集中させるのだろう
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月11日 11時) (
レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい（*＞ｖ＜*） (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します！沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします！ (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか？ (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに！先程、続編に続きを更新しました！ (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年6月24日 17時
