大怪我しても、の段２ ページ43
苦しそうな声を出すA
その体には、沢山の包帯が巻かれていた
立花「完治まで、どのくらい…」
新野先生「早くて、一ヶ月だね。」
潮江「一ヶ月…」
新野先生「無理に動かしたら、一生手が動かなくなる可能性もある。安静にしてるしかない…」
崖から落ちて、骨折などで済んだのは幸運だったようだ
Aは、薄れる意識の中で骨折した左腕を見て、涙を流した
翌朝、Aは目を開けると重い体をゆっくりと起こす
夢だったらと思ってしまう程に、怪我だらけの身体を光のない目で見つめていた
『なんで…失敗してしまったんだ…。こんな怪我までして…情けない…』
呟くように自分を責めるA
外から聞こえてくる、足音にゆっくりと振り向くと、扉の隙間から一年生が覗いていた
乱太郎「A先輩！大丈夫ですか⁈」
庄左衛門「大怪我したと、聞きましたが…」
『任された任務に失敗してしまってな、悔しくてしょうがないんだ。…左腕も今は、使えない…』
金吾「そんな！じゃあ、剣術も今は出来ないのですか⁈」
『任務自体が、出来ないかな。もうすぐ六年生の大きな任務があるというのに…』
悲しそうな顔のAに一年生も悲しそうな顔をする
一年生は、Aに一礼するとゆっくりと扉を閉めて、部屋を出て行った
善法寺「A、調子は如何？」
『伊作？』
一年生と入れ違いように、入って来たのは包帯一式を持った伊作だった
Aの所へ行き、腰を下ろすと、包帯を取って行く
新しい包帯をテキパキとAの怪我した箇所に、巻いて行くと、Aの頭を優しく撫でた
善法寺「気にしすぎちゃだめだよ？今は、早く治すことを大事にするんだよ。」
『そう言われても…申し訳ない気持ちで、一杯なんだ…』
善法寺「大丈夫！僕達に任せて！」
伊作の優しい言葉にAは頷くと、お礼を言う
その後、伊作が部屋を出て行った後、Aは包帯に何かが書かれている事に気づいた
『犬？』
犬か猫かわからない生き物が書かれており、Aは少し笑うと、ゆっくりと眠りについた
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アクヤ - 覚えやすいし、面白い！だから、好き！ (2019年9月7日 16時) (
レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» 歴史は覚えやすいですよね！ (2019年9月7日 15時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - そうなんですか！私は歴史が一番得意です！ (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» 文系は全体的に得意です！ (2019年9月5日 22時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - はい！ちなみになんですけど、好きなとか得意な教科はなんですか？ (2019年9月5日 21時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年5月26日 22時
