楽しい新年会の段２ ページ41
Aと仙蔵も部屋へと入ると、次々に餅が渡されて行く
大量の餅に目を輝かせながら、口へと運んでいった
『ん！おいしい！』
立花「こんなに食べきれるだろうか。」
善法寺「二人も来たんだね！」
中在家「文次郎は、居ないのか？」
長次の問いかけに、全員があっと声を漏らす
何時もなら文次郎と仙蔵とAの三人で集まって来るのだが、今は二人しかいない
Aと仙蔵は、顔を見合わせると、首を傾げた
『文次郎…見てないよな。』
立花「てっきり、先に行ってしまったとばかり、思っていたのだが…」
食満「彼奴の事だから、どっかでギンギンやってるんだろ。」
七松「A！食べ終わったら、雪だるま作るぞ！」
『作る！』
Aは、お雑煮を一気に飲み干すと、小平太と外へ向かってしまった
他の六年生は、元気な二人に眉を下げながら、笑っていた
七松「どんなの、作ろうか。」
『文次郎みたいなやつ作ろう！』
七松「そうするか！」
二人は、段々と暗くなる空を気にすることなく、雪だるまを作って行く
ごろごろと大きな雪玉とどんぐりなどを集め、文次郎をイメージしながら、形を整えていた
七松「なんか、似てきたな！」
立花「それは、文次郎か？」
『正解！』
最後に眉毛をつけて、完成を喜んでいると、突然猛吹雪がやって来た
急いで、外にいた忍たま達は中へ入り、扉を閉める
土井先生「外にいた者達は、餅を食べて体を温めなさい！」
『お雑煮ください！』
山田先生「はいよ。」
餅を食べたり、学年ごとに固まって話をしたりと楽しんでいる中、外から足音が聞こえて来た
上級生が気づき、目を光らせると先生方が扉をがらりと開けた
山田先生「風鬼、やっと出て来たか」
風鬼「気づいていたなら、もっと早く見つけてよ！」
何と、忍術学園に侵入したネズミとはドクタケ忍者の風鬼の事だった
忍術学園は、別に戦う事なく、体が冷えた風鬼にお雑煮を渡したりしている
『あの木にいたのは、風鬼さんだったのか。』
食満「となると、文次郎は多分…」
潮江「曲者が帰ったぁ⁈」
立花「やっぱり、曲者を退治しようとしていたな。」
寒い中、曲者を退治しようとしていた文次郎も中に入れ、六年生は次々に餅を渡して行く
『新年早々熱なんか、出すなよ。』
潮江「大丈夫だ！」
今年も騒がしい年になると、Aは感じたのでした
〜
ぴくさん、ありがとうございました！
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アクヤ - 覚えやすいし、面白い！だから、好き！ (2019年9月7日 16時) (
レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» 歴史は覚えやすいですよね！ (2019年9月7日 15時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - そうなんですか！私は歴史が一番得意です！ (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» 文系は全体的に得意です！ (2019年9月5日 22時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - はい！ちなみになんですけど、好きなとか得意な教科はなんですか？ (2019年9月5日 21時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年5月26日 22時
