離れてください!の段3 ページ21
嫉妬のあまり、涙目になっていく一年生
二年生は、我慢出来なくなったのか左近に歩み出した
三郎次「左近ー!」
四郎兵衛「喰らえ、げんこつ!」
久作「手裏剣!」
左近「うおわ!危ない!」
すかさず、左近が苦無で手裏剣を弾いたが、四郎兵衛のげんこつが左近の頭を直撃した
その様子を見た、一年生も武器を次々と左近に投げていく
しかし、Aによって素早く弾かれてしまった
『左近に攻撃しないでくれ。左近を攻撃するなら、私にしろ。』
左近「か、かっこいい…!」
兵太夫「A先輩に攻撃なんか、出来ません!」
久作「A先輩が攻撃を受ける必要なんかありませんよ!」
『愛しい左近に傷は負って欲しくないんだ…』
乱太郎「左近先輩!早く、A先輩を戻してください!」
Aに守られる左近に早く惚れ薬を解け、と言うが解決策が無いのだ
今までの惚れ薬による事件からして、口づけしたら治るのだが、口づけなどしたら確実に仕留められてしまうだろう
左近が頭を悩ませていると、三郎次がとある事を思い出した
三郎次「左近、A先輩に惚れ薬を飲ませたんじゃなくて、塗ってしまったんだよな?だったら、塗った箇所に口づけすれば…」
左近「そ、そうか!確か、塗ったのは…ほっぺなんだよな…」
Aのほっぺに目を向ける
雪のように真っ白な肌に唇を落とすと思うと、左近の顔は真っ赤に染まった
『左近、おいで。』
自身の膝に乗せ、後ろから手を回す
左近の肩に顔を置き、甘えるAの姿はかわいいの一言しか出ない
三治郎「甘えるA先輩…可愛すぎる…」
四郎兵衛「左近ばっかり、ずるいよ!」
左近「ごめんってば!い、今、惚れ薬を解くよ…」
自分の肩にAが顔を乗せているため、ほっぺに唇を落とすのは容易にできる
ゆっくりと顔を近づけ、速まる心臓を抑えながら、真っ白なAのほっぺに唇を落とした
Aは、一瞬だけ目を見開くとゆっくりと目を閉じた
左近「A先輩!大丈夫ですか!」
『あれ?みんな…』
一平「A先輩が元に戻ったぁぁぁ!」
虎若「良かった!」
三郎次「左近は、俺達を嫉妬させたんだから、その惚れ薬を少しくれ!」
左近「そしたら、またこんな事が起きるでしょ!」
『よくわからないが、喧嘩は止めろよ?』
全く覚えてないAは、笑顔で二年生の言い争いを止めたのだった
〜
あんスタさん、ありがとうございました!
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アクヤ - 覚えやすいし、面白い!だから、好き! (2019年9月7日 16時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» 歴史は覚えやすいですよね! (2019年9月7日 15時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - そうなんですか!私は歴史が一番得意です! (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» 文系は全体的に得意です! (2019年9月5日 22時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - はい!ちなみになんですけど、好きなとか得意な教科はなんですか? (2019年9月5日 21時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年5月26日 22時