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突然の文化祭の段4 ページ6

『八左衛門。』


竹谷「何ですか?A先輩?」


『なんか思いついた?』


竹谷「いや、全く。」



さっきから、この会話の繰り返し


生物委員会らしいものが思い付かない二人は、現実逃避をしたような表情になっていた


しかし、こうしている間にも他の委員会は、何かしら、模擬店などを開こうとしているに違いない



何かないかと、頭を悩ませていると突然目の前に、猫が現れた


擦り寄って来た猫を優しく撫でる二人


すると、Aは電気が走ったかのように思いついたのだった



『わかった!思いついたよ』


竹谷「え⁈出し物、思いついたんですか⁈」


『ああ!とりあえず、出し物を取ってくるから待っててくれ!』



それだけ言うと、六年生の長屋に走り出したA


八左衛門は、ぽかんとしながら、猫を抱きしめていた




それから数分後


何やら大きな袋を持って、Aは現れた


Aがいない間に、他の生物委員の孫兵、一平、孫次郎、

食堂に行っていた、三治郎と虎若も戻って来ていた



『お待たせ!生物委員会の出し物を持って来たよ!』


満面の笑みで袋の中身を見せた


全員が中を覗き込むと、そこにあったのは、、



孫兵「猫耳…?」


一平「かわいいー!」



1つ1つ色や柄が違う、"猫耳"が袋には入っていた


確かに生物委員会らしい出し物ではある



孫次郎「これ、どうしたんですか…?」


質問にAは、苦笑いしながら猫耳の事を説明しはじめた


『これは、少し前に生物委員会への勧誘に使うために、作ったんだが…その時の委員長が付けるのを恥ずかしがって、結局使わないまま取ってあったんだ。』


虎若「なら、今がその猫耳を使う時が来たんですね!」


三治郎「この猫を見て、猫耳を思い出したんですか?」


『御名答!』


嬉しそうにAは、猫耳を頭に付ける


一年生も、目を輝かせながら、自分もと猫耳を付けていく


しかし、孫兵と八左衛門はその場に停止しながら、猫耳を付けたAを尊そうに見つめていた



孫兵「A先輩が天使すぎる」(竹谷先輩、僕らも付けてみます?)


竹谷「当たり前だ、A先輩は何しても天使だからな。」(孫兵、逆だぞ。)



二人とも、逆だということに気づかないまま、Aを拝んでいた



孫次郎「なんか、固まってる…」


三治郎「拝んでるんだよ。」

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作品ジャンル:ラブコメ
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ねこまる - 尊いが過ぎる!生きててよかった〜(泣) (2023年4月17日 19時) (レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い! (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です!あまり出せてなくてごめんなさい! (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年3月18日 20時

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