熱は危険の段2 ページ41
七松「何故、私じゃないんだ!」
愛里は、小平太をちらりと見ると淡々と答え始める
『今までの小平太の行動から、私の喉に突っ込みそうだから、一番危ないと思うから…』
中在家「そのとおり…」
Aにズバッと拒否され、いじけ始める小平太だったが、大人しくなっている隙に長次はAに食べさせ始める
手にお椀を持ち、スプーンで食べやすいくらいにようと、息でお粥の熱を覚ます
ゆっくりとAの口に近づけると、パクリとスプーンに乗ったお粥を食べた
その様子に、思わず六年生は胸を高鳴らせる
中在家「あーん…」
『(パク)…美味しい…』
善法寺(なんか、可愛い…)
普段は、自分の事は自分でやるAが御飯を食べさせて貰っている姿はとても珍しい
まるで長次に甘えているかのようで、思わず長次が羨ましく思えてしまう
そんな中、小平太はそんな二人の様子に我慢出来なくなったのか、お椀を奪い取ると目にも止まらぬ速さで、Aの口にお粥を押し込む
突然、お粥を押し込まれたAは苦しそうにむせ返っているた
『ゲホッ、ゲホッ…何するんだ、小平太…』
七松「す、すまない!あーんって言うの忘れてしまって…」
潮江「と、取り敢えず水を飲むんだ!」
しかし、慌てて渡された所為で水が少しAの寝巻きに掛かってしまった
全員は急いでタオルを持ち、Aに近づいたがピタリと動きを止めてしまった
先程のお粥で、口が唾液で濡れていて、しかも服も水で少し首元が透けている
立花(やばいぞ…これは…)
食満(我慢、我慢、我慢)
Aの色気に溢れた姿に、理性と戦い始めるが、小平太は目を見開き、口を開いた
七松「なんか、A…やらし(むぐっ)
中在家「何を言おうとした…?」
潮江「少し、静かにしようか小平太。」
『何が?』
様子の可笑しい六年生をAが、心配そうに見ていた
伊作が紛らわすために、タオルを取り出すと、Aの首元をぬぐい始めた
善法寺「あ、汗を掻いてるから、ちょっと拭こうか!」
『あ、ありがとう…』
保健委員会委員長の伊作は、流石と言っても良いほど、手際よく汗を拭いていく
しかし、Aの雪のように白い肌が赤く染まっているのが目に入ると、思わず固い動きになっていた
善法寺(き、気にしちゃダメだ!今は、汗拭いてるんだし…、でも目に入っちゃう!)
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ねこまる - 尊いが過ぎる!生きててよかった〜(泣) (2023年4月17日 19時) (レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い! (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です!あまり出せてなくてごめんなさい! (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ! (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年3月18日 20時