またもや惚れ薬の段3 ページ37
恋人のように手を繋ぐ二人を見た喜八郎は、怒りを顔に表しながら、後をつけて行った
しかし、二人を目撃したのは喜八郎だけではなかった、Aを探していた八左衛門もその様子を見てしまったのだ
竹谷「えっ、何でA先輩と守一郎…？」
喜八郎「おや、竹谷先輩。」
竹谷「喜八郎⁈何してるんだ？」
喜八郎「異様な光景を見かけたので、二人の後をつけてます。」
偶然合流した、喜八郎と八左衛門だったが、互いに目の前の光景を信じられていない
八左衛門は、喜八郎のように怒りを出していないが、頭の中は嫉妬と焦りで埋まっていた
竹谷「俺も、後つける…」
喜八郎「…わかりました。」
喜八郎(竹谷先輩、嫉妬が隠しきれてないな、)
そんな事を考えながら、二人の後を追う八左衛門を追いかけて行った
食堂へ着いた二人を見たおばちゃんは、驚いた様子でAに声を掛ける
食堂のおばちゃん「Aちゃん！大丈夫だったの⁈」
『えっ、特に何もないですよ？』
食堂のおばちゃん「Aちゃんが飲んだお茶に、伊作君が間違えて薬を入れちゃったらしいの。本当に可笑しい所ない？」
守一郎「やっぱり、伊作先輩だったか…」
『ん？守一郎なんか言った？』
守一郎「何でもないです！おばちゃん、おやつ貰っていいですか？」
伊作の薬だと確信したが、まだAを独り占めしたい守一郎は、何事もないかのように、笑顔でおやつを頼んだ
おばちゃんは、眉を下げながら、心配そうな目でAを見るが何時のように笑顔なのを見ると、安心したような顔になった
二人は、おばちゃんからお饅頭を貰うと、向かい合うようにして、椅子へ座った
『美味しそう…』
守一郎「そうですね、食べましょうか！」
『うん！はい、あーん。』
守一郎「はひ⁈」
食べようかと声を掛けたら、Aは饅頭を小さめに千切ると、守一郎に近づけた
あーんと口を開けながら、にこにこ笑顔のAに変な声を出してしまった守一郎だったが、頷くと赤い顔を近づけた
そのままパクリと饅頭を口に含むと、照れたように笑った
守一郎「美味しいです！」
『守一郎、顔真っ赤』
和やかな雰囲気の二人を八左衛門と喜八郎は、嫉しそうに見ていた
デレデレの守一郎を唇を噛みながら、見つめる二人の横を慌てた様子の人物が通り過ぎる
善法寺「A！遅かったか…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこまる - 尊いが過ぎる！生きててよかった〜（泣） (2023年4月17日 19時) (
レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です！あまり出せてなくてごめんなさい！ (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年3月18日 20時
