またもや惚れ薬の段2 ページ36
鼻から溢れ出した鼻血を拭くと、Aに向き直る
何時もは、自分が抱き付こうとすると必死に押さえつける愛里だが、今日はAから抱きついている
これ以上ない、奇跡のような状況に顔を赤く染めながら、抱きしめ返す
守一郎「やっと、A先輩が振り向いてくれた…」
『何言ってるんだ、守一郎。私は、ずっと前から守一郎が好きなんだよ。』
守一郎「あ、幸せすぎる…」
幸せに浸かっている守一郎だが、とある事が頭に浮かんだ
それは以前、伊作の惚れ薬によってAが久々知兵助を好きになってしまった時の事だった
先程のAは、意識が朦朧としながらも抱き付こうとした守一郎に抵抗していた
守一郎(やっぱり、伊作先輩の薬なんじゃ…、でも、どんな形でも大好きなA先輩に好きになって貰えたのは、嬉しすぎるんだよな)
『守一郎？どうしたの？』
守一郎「何でもないですよ！そうだ、食堂のおばちゃんがおやつ作ってくれたので、食べに行きましょう！」
ストーカーしてしまうほどに好きなAと、普通だったら出来ない事が出来る今に、先程の伊作の薬の事などすっかり頭から消えていった
惚れ薬の影響が出ているAは、これ以上ない愛おしそうな目で守一郎を見つめながら、顔を縦に振った
〜
一方、伊作は慌てた様子で食堂に駆け込み、机にあった急須を除くとへなへなと座り込んだ
その様子を見た食堂のおばちゃんは、心配そうに声を掛けると、絶望した顔で、振り返った
善法寺「すいません…急須に入ってたお茶ってどうしましたか…？」
食堂のおばちゃん「伊作君が入れたお茶？Aちゃんが全部飲んじゃったけど…」
善法寺「そんなぁぁ！」
食堂のおばちゃん「何か、まずい事でもあったの⁈」
善法寺「実は、隠し味に砂糖を入れようとしたんですけど、間違えて薬を入れちゃって…」
伊作の話を聞いたおばちゃんも、焦りを顔に浮かべ始めた
ひとまず、慌てる伊作を落ち着かせ、Aを探すように指示を出すと、頷き、伊作は食堂を出て行った
〜
そんなことも知らない、二人は手を固く握り、楽しそうに話しながら、食堂へ向かっていた
だが、その様子を見た一人の生徒が目を大きく見開き、恋人のような二人を呆然と見つめていた
ザクッと踏子を土に深く差し込むと、怒りを含んだ声で呟いた
喜八郎「どうゆうことかな、守一郎？」
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ねこまる - 尊いが過ぎる！生きててよかった〜（泣） (2023年4月17日 19時) (
レス) @page4 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
あやべぇ(プロフ) - この小説は尊い！ (2021年8月26日 1時) (レス) id: 8222d649cd (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - サクラモチさん» バズーカーは、7の方でかなり出演する予定です！あまり出せてなくてごめんなさい！ (2019年5月29日 23時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
サクラモチ - 最近バズーカーを見てない気が(いけドンパーンチ！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 7385152ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年3月18日 20時
