忍術学園の六年生には、女子がいる ２

番外編 リク 合宿 ページ29

学園長「思いついた！」


学園長先生が今日もまた何かを思いついたようだ。

何を思いついたかというと…



学園長「合宿をしよう！」

生徒「が、合宿ぅぅ⁈」




立花「しかし、何故いきなり全校生徒で合宿をするんだ…」

『なんか考えがあるんじゃない？』

潮江「そうかもしれないな…おい！荷造りをしろ、小平太！」

七松「細かい事な気にするな！荷造り、めんどくさい！」

中在家「しなきゃ、連れてかないぞ…」

七松「します。←」

食満「伊作！こーちゃんは置いていけ！」

善法寺「嫌だよ！」


立花「どうなることやら…」

『刀とバズーカーも…』

潮江「バズーカーまで持って行くのか⁈」




合宿当日、門の前に集まった生徒達は6年生を先頭として宿舎へ向かった。


無事に宿舎へ着けるかと思ったが…トラブルは起こるもので、


乱「あ！あそこに熊がいる！」

きり「無事に宿舎へ着けるのか？」

伊助「しんべえはもう、お腹すいてダウンしてるよー！」


熊を見つけてしまい、取り敢えず今は、走りきることにした生徒達。

しかし、みんな大荷物を持っているわけで…


久作「重いよー！」

四郎兵衛「つ、疲れた…」

左門「あっちだー！」

三之助「こっちだー！」

作兵衛「違う！こっちだ！」


体力と方向音痴に苦戦しながらも頑張る生徒達。

その中でも、とんでもなく早いもの達がいた。


尾浜「先輩達早い！」

久々知「さすが、最高学年…」


ダントツで早いのは最高学年の6年生。

荷物の重さなど関係なくとんでもないスピードで走りきった。


七松「走りきった〜！」

『まだ、他の学年が来てないぞ。』


それから少しして、他の学年も合流したが、5年生がまだ来ていない。

探しに行くか話し合いをしていたら、ボロボロに疲れきった5年生が来た。

特に竹谷がボロボロだった。


善法寺「どうしたの⁈」

食満「ま、まさか熊に…」


しかし、ボロボロだった理由はまさかのことだった。


尾浜「それが…八左衛門が珍しい虫を見つけて、それを追いかけて…止めようとしたら…」

不破「こうなりました…」

竹谷「みんな、縄とか使って来るんだもん…」

潮江「バカたれ！何考えてるんだ！」

立花「そんボロボロで歩けるのか？」

竹谷「多分無理です…」

『しょうがない…私が担ぐ』


そう言ってAは軽々八左衛門を担いだ。

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