私の後輩がヤバイ事に気付きました

激しい争い ページ40

七松「私達六年生の方が、Aと長い間一緒にいるんだ。此処は私達に譲れ。」



久々知「一緒にいる期間は関係ないでしょう！一年も変わりませんから！」



滝夜叉丸「というより、皆さんの方が関わる時間が多いんですから、此処は四年生に！」




『じゃんけんで決めれば？』



睨み合う上級生



その横で苦い顔をしているA



何故この様な事になっているかと言うと、それは数分前、、




立花「A、団子を食べに行こう。」



尾浜「A先輩ー！手合わせお願いします！」



タカ丸「Aちゃーん！一緒に遊びに行かない？」



『…一気に来たね。』




一人で歩いていたAに一斉に話しかけて来た上級生



それぞれの学年の存在に気づくと、苦虫を噛み潰したかの様な顔をした



普段は協力し合ったりと仲が良いが、Aが関わると別




全員が敵対心を宿した瞳を向ける




中在家「…如何する？」



不破「如何すると言われましても…」



守一郎「Aせーんぱい！早く遊びに行きましょうよ！」



竹谷「こら！待て！」



善法寺「さりげなくAを連れて行かない！」




六年生がAの腕を掴み、自分達の元へ戻すと他の学年は目を光らせた




当の本人は、どの学年に付いて行って良いと思っている為じゃんけんか何かで決めて欲しそうだ





『もうさ、みんなで遊んだりすればよくない？』



潮江「良くない！」



食満「人数が多くなるだろ！」



鉢屋「人数気にするなら、六年生が一番多いじゃないですか！」



三木ヱ門「アイドルの様な僕達の方がA先輩と釣り合うと思いますし！」



七松「自分達ばかりを引き立てるなよ！いざという時に、Aを守られないだろ！」




言い合いが更に燃え上がる上級生



Aは、その場から逃げ出したい気持ちを抑えながら、争いを収めようとする




『落ち着け！公平に決めろ！』



潮江「Aは、どの学年が良いんだよ⁈」

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