検索窓
今日:55 hit、昨日:11 hit、合計:158,273 hit

自分で気付け ページ34

『この本、かなり怖いな…』


Aが布団を被りながら見ているのは、長次からおすすめされた狂気的な愛を綴った小説



主人公に対して、狂気的な愛を向ける男の行動にAは、体を震わしていた



『うわぁ…此処まで来ると、流石にやばいやつだよな…』



喜八郎「何がですか⁈」


『うわぁぁ⁈き、喜八郎⁈』


喜八郎「こんにちは、A先輩。会いに来ましたよ!」



満面の笑みで部屋に現れた喜八郎


恐怖が倍増したAは、布団を更に深く被って怖さを紛らわそうとする


しかし、喜八郎はそんな事を気にする事もなく、Aが被っている布団の中に入って来た



『え、何で入って来た?』



喜八郎「A先輩と密着していたいからですよ。おや、この本は何ですか?」


『狂気的な愛のお話なんだけどな…怖すぎる。』


喜八郎「どれどれ……確かに少し行動が危ない人ですね。」



少し眉を顰めて言う喜八郎にAは、冷めた瞳を向ける


それに気づいた喜八郎は、何故?とでも言うかのように首を傾げた



『喜八郎…この男の行動を危ないとか言ってるけど、してる行動が同じである事に気付こうか。』



喜八郎「こんなやばい行動を取ったことは無いですよ。僕は、愛の行動をしてるんです。」



『一回、この本をじっくり読んでみなよ。行動が激似してるから。』



自分がしているのは愛の行動だと主張する喜八郎にAは、ため息をこぼす



喜八郎は、自分で気づいていないようだが、Aに対するこれまでの行動は、この本の男だ同じがそれ以上


それほど、Aを愛しすぎているのだ



『自分で気付きなよ…』



喜八郎「じゃあ、この男と同じ事をしてみれば気付きますね。」


そう言うと、喜八郎はAを床に押し倒した


眉を顰めるAを御構い無しに、ニヤリとした顔をする



喜八郎「男は桃色の唇に、深い接吻をすると…そのまま…」



『やめろ。絶対やめろ。』


喜八郎「逃がしませんよ?」



その後、Aが軽々と喜八郎を押しのけ、他の六年生の元へ避難したのでした


「「「「「「此処に正座しろ。」」」」」」


喜八郎「えー…」

名前は?→←誤解ですから



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
172人がお気に入り
設定タグ:忍たま , 綾部喜八郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

satochan0101(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» コメント返すの遅くなってごめんなさい!嬉しい言葉とリクエストありがとうございます!頑張って書くので楽しみにしていてください! (2019年7月15日 0時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - 何時も面白くて見ています!リクエストです!夢主ちゃんがお風呂に入っていると突然喜八郎が入って来て襲われそうになるというのを書いてください! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - cauliflower131さん» 此方こそありがとうございます!またのリクエストお待ちしてますね! (2019年7月10日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
cauliflower131(プロフ) - うわぁぁあ!めっちゃ良かったです!!ありがとうございました!またリクエストさせていただきます! (2019年7月10日 19時) (レス) id: 0bc51870a5 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - ゆうきさん» そう言ってもらえて嬉しいです!勿論書きます!楽しみに待っていてください! (2019年7月5日 7時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年1月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。