犯人がまさかの? ページ3
食堂でご飯を食べ終わった六年生。
Aを部屋へ送ってから、自分の部屋へ戻った。
潮江「何かあったら、すぐ言えよ!」
中在家「すぐ駆けつける…」
『ありがとう!』
六年生にお礼を言って、自分の部屋へ入ったA
その瞬間、違和感を覚えた。
『…さっきまで、出してあった本が片付いてる?』
昨日の夜、読んでいた本を出しっぱなしにしていたのだが、元の場所へ戻っている。
そして、誰かが掃除でもしたのか、床がピカピカになっていた。
怖さで佇むA
心を落ち着かせるために、机へ座り、勉強を始めた。
問題を解いてる途中で、墨が無くなったてしまったので、新しい墨を取り出そうと引き出しを開けると…
『へ…なんで…』
引き出しの中までもが片付いていた。
一気に体が震える。
急いで閉めようとしたら、くしゃっと音が中から聞こえた。
よく見ると、引き出しの奥に紙が入っていた。
紙を広げ、書いてある文章を読んだ瞬間、声にならない叫び声が出た。
『どうしてこんなに…』
[A先輩、本が出しっぱなしでしたので仕舞いました。あとこの前、部屋の整理しなきゃって言ってましたので、整理しときました!]
体の震えが止まらない。
誰でもいいから、誰かの元へ行こうとした。
戸を開けると、穴掘りが終わった様子の綾部喜八郎がいた。
喜八郎「A先輩?どうかしましたか?」
『あ、うん…ちょっとね…』
何時もと様子が違うAを心配したのか、ゆっくり話を聞き始めた。
一通り、今までの事を話すと、喜八郎は目を細めた。
喜八郎「そんなことが…」
『犯人も解らないし、どんどん過激になってる気がするんだ…』
少し震えているAの背中をさすり、落ち着かせる喜八郎。
段々と安心していくAだったが…
喜八郎「手紙の内容も怖いですよね。今日も見守っていますとか書いてあるなんて。」
『うん………え?』
おかしい。
私は、誰にも手紙の内容を話していない。
なのに何故、喜八郎が知っているのか
ゆっくり喜八郎の方を振り向くと、ものすごい笑顔で私を見ていた。
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satochan0101(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» コメント返すの遅くなってごめんなさい!嬉しい言葉とリクエストありがとうございます!頑張って書くので楽しみにしていてください! (2019年7月15日 0時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - 何時も面白くて見ています!リクエストです!夢主ちゃんがお風呂に入っていると突然喜八郎が入って来て襲われそうになるというのを書いてください! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - cauliflower131さん» 此方こそありがとうございます!またのリクエストお待ちしてますね! (2019年7月10日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
cauliflower131(プロフ) - うわぁぁあ!めっちゃ良かったです!!ありがとうございました!またリクエストさせていただきます! (2019年7月10日 19時) (レス) id: 0bc51870a5 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - ゆうきさん» そう言ってもらえて嬉しいです!勿論書きます!楽しみに待っていてください! (2019年7月5日 7時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年1月26日 20時