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落とし穴の中へ ページ16

ザクザク


穴掘りをしている喜八郎


その近くには、大量の手紙が山のように重ねてある

そこに通りかかった、笹山兵太夫と黒門伝七


二人に気づいたのか、手を進めながら、二人の方を振り返った



喜八郎「兵太夫に伝七。どうしたの?」

兵太夫「何してるのかなーと思って!」

伝七「この手紙どうしたんですか?」



喜八郎は、ちらりと大量に重ねてある手紙を見ると、笑顔で言った


喜八郎「今から埋めるんだよ。」


満面の笑みで手紙を埋めると言いだす喜八郎

手紙はどこからどう見ても、一度も開封してない


なのに何故埋めるのか



伝七「でも、これ…1度も開封してませんよね…」

喜八郎「そうだよ。」

兵太夫「いいんですか?綾部先輩への恋文かも知れないのに…」

喜八郎「それは、僕宛の恋文じゃない。A先輩宛のだ。」



兵太夫と伝七は、Aに宛てた恋文だと知り、急いで埋めるのをやめさせようとした


しかし、喜八郎は、何故埋めてはいけないの?と言う顔で二人を見てくる



伝七「A先輩宛の恋文なんですから、綾部先輩が勝手に埋めちゃダメですよ!」

兵太夫「そうですよ!A先輩に見せてから、埋めた方が…」



二人が説得するが、喜八郎はA宛の恋文を、怒りを含んだ目で見て、どんどん穴の中へ入れていく


驚いた目で見てる二人をよそに、全部埋め終わってしまった



伝七「…埋めて良かったんですか?」

喜八郎「いいの。僕のA先輩に恋文を渡して、奪おうとするなんて許さない。」

兵太夫「僕のって…。それより、どうやって手紙を盗んだんですか?」


喜八郎「誰かが、見つける前に集めるか、こっそり渡そうとする人から奪い取ってる。」


「「怖っ!」」



全く悪びれる様子のない喜八郎に、震える二人


土をかぶせると、喜八郎は、そこから立ち去り、数歩、。歩いたところで笑顔で手を二人に振った



そして、人差し指を口に当て、


喜八郎「秘密だからね。」

と言い去り、部屋へと戻っていった




兵太夫「愛ってすごいね…」

伝七「人をあそこまで変えてしまうんだ…」

君と一つに→←結論がおかしい



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satochan0101(プロフ) - メロンソーダ大好き人間さん» コメント返すの遅くなってごめんなさい!嬉しい言葉とリクエストありがとうございます!頑張って書くので楽しみにしていてください! (2019年7月15日 0時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ大好き人間 - 何時も面白くて見ています!リクエストです!夢主ちゃんがお風呂に入っていると突然喜八郎が入って来て襲われそうになるというのを書いてください! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 0747bee2c2 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - cauliflower131さん» 此方こそありがとうございます!またのリクエストお待ちしてますね! (2019年7月10日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
cauliflower131(プロフ) - うわぁぁあ!めっちゃ良かったです!!ありがとうございました!またリクエストさせていただきます! (2019年7月10日 19時) (レス) id: 0bc51870a5 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - ゆうきさん» そう言ってもらえて嬉しいです!勿論書きます!楽しみに待っていてください! (2019年7月5日 7時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年1月26日 20時

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