私の後輩がヤバイ事に気付きました

バレてしまった… ページ11

猫耳が丸見えの状態で食堂へ駆け込んだ、A。


食堂にいた忍たま達は、目を点にして、ぽかーんとしていた。


『みんなどうしたんだ……あ！猫耳隠してない！』

Aの声にぽかーんとしていた、全員の顔が元に戻った。


急いで、猫耳を隠そうとするAの腕を掴んだ留三郎は、慌てながら、何があったのか聞いてきた。


食満「誰にやられたんだ⁈」

滝夜叉丸「まさか…喜八郎ですか⁈」

竹谷「A先輩に何する気なんだ…⁈」


喜八郎にやられたと思っている忍たま達。

誤解を解こうと、昨日のことを一から説明し、伊作の薬のせいだと教えた。


伊作の薬だと聞いた、忍たま達は、なんとなく納得している顔をした。



久々知「伊作先輩、ナイス」

食満「伊作、ありがとう。」


真顔で、伊作に感謝する上級生にAは、こいつらもかよ、と心の中で思った。


猫耳姿に萌えてる上級生を回避するために、隠そうとしたその時、、



喜八郎「A先輩！メイド服着てください！首輪もつけていいんですよ！」

『絶対やだ！しかも、首輪が付け足されてるし！」

善法寺「着なきゃ、猫耳消えないよ。」

『お前も、着せようとするな！』


絶対着ようとしないAだが、猫耳は消したい。

このままずっと猫耳なのは、いやなのだ。


Aは、喜八郎が持っている丈が短いメイド服をじっと見ると、覚悟を決めたのか、メイド服を受け取った。


『わかった…着るよ。』

そう言った瞬間、忍たま達の目が輝いた。

キラキラした目線から逃げようと、自分の部屋へ向かおうとしたが、喜八郎に通せんぼされた。


喜八郎「このメイド服もどうですか？」

喜八郎が取り出した、もう一つのメイド服は、胸元が開いており、いわゆるセクシーなものだ。


Aは、青筋を浮かべると、「却下！」と言って、自分の部屋へ着替えに向かった。


数分後


メイド服を着たAが入ってきた、しかも顔は真っ赤、そして猫耳。

喜八郎は、真顔で鼻血をたらすと写真をいろんな角度から撮り始めた。


『撮るな！喜八郎！』

喜八郎「はぁはぁはぁ//A先輩可愛すぎる…！」


善法寺「約束通り！はい、薬！」


ほおを膨らませながら、伊作から薬を受け取り、無事元に戻りましたとさ。



喜八郎は、その後もAのメイド服姿に息を荒くして、写真を撮り続けていた。


喜八郎「僕だけのメイドになってください！」

『断る！』

二人で閉じ込められました→←猫耳は危険なんです

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