101 ページ2
Aの行動に舐められてると分かっていながらも今の自分では適わない、とゾロは悔しそうに刀を仕舞った
「Aさん、私の事気付いていたの？」
『私は諜報員だからね、それなりに情報は集める
アラバスタが大変な事も、裏で糸を引いているのかクロコダイルだって事も』
「そんな！そこまで知っているなんて・・・」
『今、オヤジに直接関わっているわけじゃないから良いけど、この事が終わってからどうなるかが心配だからね〜』
「そうなのか？」
「俺も知らねぇ！A！？」
『イゾウとマルコには話してあるよ〜』
それなら納得だ、と騒ぐのをやめ再び食べ始めるエース
「ねぇ、Aさん」
『ん？』
「Aさんは何故ここにきたの？」
『・・・・ん？』
「エースさんは弟に会いに来たのは分かったわ。でもAさん、あなたの目的が分からないわ」
「それもそうね。何の関係もないAがルフィに会いに来るわけないだろうし・・・」
ナミとビビは答えようとしないAも気にすることなくふたりでAのきた理由を考えはじめた
そんなふたりを見ながらもルフィ達はなぜ疑問に思っているのかすら分かっていない様子で宴会を続けている
『エースはわかる？』
「お？」
『私がここにいる理由』
「・・・・」
「エースも知らねぇのか？」
「・・・・・知らねぇ」
ルフィに言われてしまい不機嫌そうにAから視線をそらす
『ちょっとね、届け物と伝言をね〜』
「アラバスタにか？」
『多分いると思う』
「誰が？」
『それは秘密〜』
教えてくれないAに不満そうな彼らをみて楽しそうに酒を流し込む
「・・・・・ねぇ、Aさんひとつ聞きたいことがあるのだけれど」
『何かな？』
「Aさんは私たちの敵？それとも味方？」
ビビの真剣な眼差しを真っ直ぐに受ける
こう言った瞬間はいつでもそう
周りの音が小さくなったように聞こえ波の音が潮の匂いがやけに鮮明に焼き付く
『ふふっ どちらでもないよ。私は、私達は見守るだけ。それしかしない』
「どちらでも、ない・・・」
『もし、今ここで私が私情で“あなた達の味方”だと言ってしまえば七武海と四皇の戦いになってしまう。そんな事出来るわけないじゃない』
それ以上は誰も何も聞くことなく楽しい宴会は続いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 513人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗葉 - 続きがとても気になります！ (2023年5月3日 2時) (
レス) @page11 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - とても面白かったので続きがとても気になりますこれからも更新楽しみに待っています頑張って下さい (2020年11月3日 8時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - 続きをはよう見たいです。更新頑張ってください (2020年4月22日 22時) (レス) id: d5fa7d04a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蛍 | 作成日時：2019年11月25日 22時
