FLASHBACK/fourseasons

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しばらくするとやっと収まった。






「ごめん、ありがとうもう大丈夫。」





『…どうしたんだよ？

何だったの？』






ホントのことを全部話して慰めてもらいたい衝動に駆られる。






きっと私は、この人から頑張れって言われたらそれだけで何より頑張れるし勇気が出るだろう。






けど、背負わせるのは私の選んだ道じゃない。






強くなれ私







気づいたら涙がこぼれていた






『…どうしたんだよ。

話してくれよ。

それにお前最近変だし…』






「……う、嬉しくない」





『え？』





「拓弥に介抱してもらっても嬉しくない！！」






そう言い放ちばっと顔をあげると驚き何を言ってるかわからないというような大好きな人の顔






さすがに胸が痛むが怯んでられない






「気づいてよいい加減！！


もう私、拓弥じゃないの！


他に気になる人がいてその人のこと考えたいのに！」






拓弥は何も言わない

いや、言えないんだろう




ならばもう1つ。






「…飽きたの。

拓弥といてももうつまんないっていうか。」






「私なりに悩んだんだから。


さっきのはストレスのせいでしょ。」






やっと拓弥の口元が動く







『俺のせい？なの？

Aといれて、楽しかったのは俺だけ？』






ああ、堪えろ。泣くな自分。






「こめんね。


……もう、会いたくない。」





拓弥の家の鍵をそっと差し出す。






『…分かったよっ』






バンっと私の家の鍵を叩きつけ、





『もう、勝手にしろ！


二度と合わない。


これで満足かよ！』







立ち上がり玄関へと遠ざかる






手を伸ばすことも、





呼び止めることも、






許されない。

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